珊瑚削りと蟋蟀

2006年08月02日(水) 朝方

ふと、目が覚めてドアを開けたら
明らかにドアの脇にネコが居たと思われる跡があったので飛び出したら
階段の下にうずくまっていた。
私を発見して階段を登ろうとするが、明るいとこでみたら
怪我をした手があまりに凄くて貧血になる。
牛乳をあげてからバスタオルでくるんで
昨日買ったバッグに入れたらおとなしくされるがままなので安心した。
信じられないような臭いがしていて目が開けられない感じだった。

ミズノさんがタクシーを呼んで
いくつか電話して、直感で選んだ病院に向かった。
獣医さんがあまりにもいい感じだったので涙が出っぱなしだった。
ネコはもともと人恋しくて仕方の無い子だから
より、獣医さんに体をあずける様子だった。犬の声がしても平気だった。
検査してから連絡しますが、概算でこれだけかかるかもしれないのを
覚悟できますか?と言われた入院・手術代は予想通りもの凄かったけど
もう、気にしないことにした。

帰ってきてからレンタルビデオ屋に行き、ミズノさんが私を元気づけようと
ミスドで氷コーヒー飲もうかと提案した直後、
獣医さんから検査の結果の電話が来て二人で泣きながら帰る。

家に帰ったら、お母さんから大量の野菜が届いた。つやつやの元気な野菜。
夜になって熱が出たので、ミズノさんがかいがいしく働く。
全てのものはバッグに至るまで洗濯したけど
あの変な臭いがずっと鼻に残っている。


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ハトコ [MAIL]

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