ILLY'S LOVE RING
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| 2002年05月17日(金) |
チグリスとユーフラテス |
はい、本の題名です。そんな場合じゃないんですけど、つい買っちゃいました。。で、帰ってから今まで読んでて(4時間くらい)、当初の目的だった「ハムレットと志賀直哉の本を比較する」っていうやつをぜんぜんやってません。。多分そのうちやります。 で、その本。なんか、すごい悲しい話。いうほどじゃないけど。惑星移民。子供が生まれなくなって、ついに最後の子供、ルナが生まれた。ルナは、コールドスリープについていた人々を起こしていく。「私はどうして生まれたの?」って。ルナは自分のことを「ルナちゃん」って言う。服装や喋り方は本当に子供そのもの。だけど、ルナの實年齢は70歳。ぬいぐるみを抱え、りぼんとレースの服を着ている彼女。起こした人たちの回想で語られる、惑星の歴史。ルナは、年代とは逆に起こしていく。だから、最初に起こされたのはルナの母親の世代の女の人。次に起こされたのは、300年前の人。次が350年位前の人。そして、最後が初代の人。ルナは、起こした人々に、「あなたの人生の意味なんてなかった」ってすべて否定してみせる。ルナが一番欲しかったのは、「最後の子供だってわかっててどうして私を産んだの?」ってこと。最後に初代を起こしたことで、ルナは欲しかった答えをもらう。そういう話。 ああ、すごいなって思った。終わらせ方も。始め方も。ちなみに、作者は新井素子。
さて、圧倒的に時間が足りません。ハムレットをまとめて、志賀直哉のほうと比較して、テーマを考えて、人物説明やって……なんてことは一日二日じゃ無理です。もちろん、それだけやり続けたら余裕で終わるんですけど。現にやってないし。。困ったもんです。ちなみに、今、第一幕の第一場が終わったところです。。さて、終わるんでしょうかねえ。 ま、何とかなるさってことで。というわけで、今日は詩なんて書いてる場合じゃありません。頑張りまーす……
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