ILLY'S LOVE RING
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2002年06月07日(金) 作家論?


あれ?もう一個になんて書いたか忘れた。。まあいいや。かぶってたらごめんなさい。

コンビニに行く途中で本屋さんに寄ったら、つい衝動買い。銀色夏生。ああ、この気持ち、わかるなあ。読んだらそんな感じになる。「私もそう思うよー」っていうのが多い。写真も綺麗だし。すっごいいいなって思った。
「人はなぜ最初のいいところを 忘れてしまうのだろう また 人はなぜ 最初の頃のように ふるまわなくなるのだろう」
ま、そんな感じの詩ですね。ごく普通に使う言葉。ごく普通にふと思うこと。そんな印象。なんとなく、雨のイメージ。家の中で、しとしとっていう言葉が一番ぴったりくるような雨を眺めて、ぼんやり考えてるような、そんな感じがする。窓からアジサイなんかが見えたりしてね。桜井亜美の詩とは違う。桜井亜美のは、手の中に鋭いガラスの破片を握り締めてるような感じがする。手のひらが傷ついて、血が流れても、ガラスだけは透明で。綺麗な世界。でも、その綺麗さは、少しの力で簡単に壊れてしまう。壊してしまったら、その中には、全部を飲み込んでしまいそうな何か闇、違う、混沌、違う、でも、何かそれに似たものがそこにある。んー、でも、手に握ってるガラスは、壊れた窓ガラス。なんかそんな気がする。

久しぶりにブギーポップ読み返して、なんだろう、うん、難しいものに憧れる気持ち、そんな感じがした。意味はよくわからないけど、とりあえず難しい本を読んでみて満足するような気持ち。哲学、心理系、精神系、高校生の時に読んだら満足するような、そんな本だと思う。多分。今読んだらおもしろくないってことじゃない。ただ、この本の中にある本当のおもしろさって言うのは、高校生見たいな気持ちでないと味わえないんだろうなって、そういうこと。

それにしても、エッセイとかって絶対読む気しないのなんでだろう。一回だけエッセイ買ったなあ。辻仁成の。中学高校の頃にすっごいはまってたんですよ。この人。全部図書館で借りてたんですけど。一番印象に残ってるのは「ニュートンの林檎」かなあ。上下巻。白と黒。あの頃図書館にあったこの人の本は全部読みました。それくらいは好きだったし。後何かなあ、「カイのおもちゃ箱」とか、あ、「白仏」もすっごい印象深かった。無縁仏のお墓から遺骨を掘り出して、いっぱい集めたその骨で一個の大きな仏像を作るっていう話。これと「海境の光」はいい話だと思った。後は……ノーコメントって事にしておきましょう。

今週。
今週じゃなかったら
二度とあり得ない。
怖い。
だけど。
あってもなくても
進まなきゃ。
もう
進み始めてる。
先へ。
先へ。
止まらずに。

会うとか
会わないとか
そんなこと関係なくて
終わるとか
終わらないとか
それも
意味がなくて。

有限の中で
無限を感じること
無限を
一瞬に思うこと
一瞬を内包する
永遠の存在
そして
永遠が
永久でないと言う事実。

愉快だね。
滑稽な自分。
リアリストでロマンチスト。
オプティミストでペシミスト。
矛盾。
一方がでるともう一方がバカにする。


イリス |MAILHomePage

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