ILLY'S LOVE RING
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「愛してるなんて言うわけないだろ」 という本を取り寄せてもらいました。あ、お金払ってないや(笑)角田光代です。作者24歳のときの、作家としてデビューしたばっかりで、お金も仕事もほとんどない頃の本です。早大卒で、同じ所に毎日通うことができないからと就職活動を全くしなかったという作者の、貧乏だけど楽しくて、充実してて、でもどこか淋しい毎日。エッセイだからそんなことをいろいろ書いてあります。
自分の中で何がしたいのかって考えて、結局何もない薄っぺらな人間なんだなって思うことばっかりで、でも何かあるはず、と思うんだけど、「本当にそれがやりたいの?」って聞かれたら迷ってしまう。壊してしまわないとだめなのかな、と思ったり、新しいことを始めるか、それとも今までに持ってたものを全部捨てて壊さないとできないのかな、とか、そんなことを考えて。
恵まれてるんだろうな、と思う。ただ、現状に満足する傾向が強いから、向上心ってやつをなかなか持てずにいる。それってどうなんだろう、と思いつつ、何かが足りないような気がして、それが何なのか、自分の内面なのか外なのか、それもよくわからないまま、模索って言うほど模索もできてないし、はっきりした方向も出せないまま時間だけが過ぎていく。
何かができなくても、何かできればそれでいい。じゃあ、その何かって何だろう。そんなこと考えてるってのはやっぱり若いってことなのかなあ。なんてことを考えてみたり。
今度は福井で豪雨ですね。新潟に引き続き……当たり前が当たり前じゃないことに気がつくのはそんなときなのかもしれないな。
何か淋しくて、何か不安で、怖いのは終わることなのか、変化することなのか、わからないけど、変わりたいのか変わりたくないのか自分でもよくわからないけど、変わることでなくすものを怖がってるのはわかる。そんな何かをもってるわけじゃないのに、怖がってどうするんだろうとは思うけど。
明日はバイト。自信がほしい。だから考えなきゃいけない。動かなきゃいけない。誰もくれないから。自分で見つけなきゃいけないから。頑張らなきゃいけない。それだけ。
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