まる*の日記ときどき絵日記
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去る19日、とうとう母が逝ってしまった。 最後を看取ったのは、私でした。
病院に付き添う事になってから今日まで怒濤の2週間。
私はこの2002年の6月を一生忘れないだろう。
家族の顔さえ判らなくなっていた混沌とした意識が一瞬だけ戻った瞬間、苦痛を取り除く手段とは?、子供を預けていた姑との一戦、母が残される家族に最後に与えてくれたもの、結婚式の数倍忙しい御葬式等々、、、、
表向きには、また、元の日常生活が戻ってきた。 子供の世話、掃除、洗濯、食事の支度、、、。
なるべく心を静かに保とうと努力する。 例えるなら、波のない湖面のように。 しかし突如、石が投げ込まれる。 投げ込むのは誰? 広がっていく波紋。 悲しみ、疲労、喪失感、虚脱感、後悔、、、。 同心円を描いて広がる感情の波。 共通しているのは、その波は痛みを持っているということ。 激痛では無く、じわじわと締めつけるような緩い痛み。
でも、どうだろう? 耐えられなくはないと自分では思う。 いつものように家事と育児に明け暮れる一日。 非日常的な感情に溺れる事を阻止できるのは、全くなんの変哲も無い雑多な日常なのかもしれない。
CD-BOXのおまけシングルを聞いて、笑ってしまった。 こんな状況でも、オカシイものはオカシイのである。
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