アンビバレンス。 - 2002年07月16日(火) 今日は、昼から社会政策の振替授業でした。 ・・・とはいっても台風7号が関東地方に上陸の兆し。との事で、 朝から台風情報にかじりつき。 神奈川の方がたいへんになっているらしい8時ごろ、結構学校を休もうかと 思ったりもしたんですけど。 覚悟を決めて、出かける。 行きの地元ではそれなりの雨風だったんですけど、学校につく頃には すっかり、雨もやみ、晴れていた。 そんなワケで、ただただ湿気の高い、暑い日。 ☆☆ 本来なら、バイトがある予定だったんですけど、昨日の研修のときに 少し意図的に休みを頂きました。 友達がかわりに入っているので、それだけが申し訳ない・・・。 おかげで、授業後友達と3人、各駅停車で悠々と帰ることができました。 はう〜・・・しやわせv(^^) ☆☆ 池袋に寄り道。 バーゲン、不発。 (かわいいジーパンがサイズちっちゃくてはいんなかった・・ショック!!) 水着、高い。(でも、欲しい。ホールダーネック(?)のものがいいです。) パフェ、おいしい。(ふとるぞ・・・爆。) でも、なんといっても久しぶりの本格的の本屋寄り道。 ああ、ハッピー・・・(うっとり。) 色々見て結局、 原田宗典『笑ってる場合』(集英社文庫) 春日武彦『ロマンティックな狂気は存在するか』(新潮OH!文庫) を、購入。 このうちの原田氏の本(エッセイ)をたった今、読み終えたところ。 ☆☆ アンビバレンスというのは、『「好きだけど嫌い、嫌いだけど好き」という ようなどっちつかずのアイマイ極まりない感情の事。』らしい。 そういえば、高校時代、悪友M(よく一緒に学校サボったりとかしていた友達。 今でも親交アリ。)と夜遅くまで、しゃべれる食べれるコンビニエンスや、 駅前で延々と語りを入れていた頃、この『アンビバレンスな感情』について 話していたものだった。 彼女は、その当時、中学時代からずっと好きな人がいた。 でも、その人は嫌いな人でもあった。 判り易く言うなれば『嫌いなのにどうしても惹かれてしまう人』だったという。 現在、彼女は、その頃好きだった人とは違う人と付き合っている。 ☆☆ 彼女と、ちょっと前に会って、居酒屋でビールで乾杯をしていた時。 その時の私たちの会話の一部。 M:『私、今の彼とは結婚する気がまるでないんだよね。』 私:『でもMの事だから、押し切られたら結婚しそう。 「ま、いっか。」っていうそういうノリ?あるよね(笑)』 M:『あ〜・・それはそうかも(笑)。私、ある程度のレベルがあって それレベル以上好きになったら基本的になんでもできる。 嫌いな人は、全然受け付けないし。だから、ある程度好きなら 結婚とか「しよう」って言われればできちゃうなあ。』 私:『なるほど〜・・』 ―――――――――――中略―――――――――――― M:『この前ね、Tさん(中高と好きだった人)と偶然会ってね、 話したの。相変わらずだった。』 私:『まだ、好き?Tさんの事は。』 M:『たぶんね。でも同時にやっぱりすごく嫌いだから。』 私:『屈折してますね〜・・。』 M:『まあ、逆にいえば、これだけ嫌いなのに、気になってる。 惹かれてしまうのよね〜・・』 ☆☆ 高校時代、はじめて、この話を聞いた時は、そんなバカな話があんのか? と思ったりした。 好きなら好き。嫌いなら嫌い。 どっちかだろう、そう思ってた。 物事には白と黒しかないと本気で信じていたあの頃。。 高校時代の友達(特に悪友2人)は、いいにつけ悪いにつけ、 『アイマイな事』『灰色な部分』を私に教えてくれたように思う。 この頃から、私の短気が大分改善されてきたのは言うまでもない。 ありがたや、ありがたや。 今では、このアンビバレンスな彼女の愛情を私なりに感じているせいか、 このテの話は愛しくてたまらない。 私は彼女に聞いてみる。 私:『それは、自分に似てるから?自分とあまりに違うから?』 M:『多分、似ているからかな。』 同族嫌悪にも似た感情、という彼女。 でも、あんなに似ている人はいない、とも言う。 だから、嫌い。 だから、好き。 きっと結ばれる事はないんだろうけど、惹かれている。 それは『恋』というものでもなくなっているような気がする。 確か、そんな感じで言っていた。 好きという感情に一種、無頓着にも思える彼女。 『ある程度好き』なら、誰とでも結婚できる、と言う彼女。 (もっとも、それが本音なのかは本当のところは彼女の胸の中ですが。) そんな彼女が、ずっと想いつづけている『アンビバレンス』。 なんか、スゴイような気がするのは私だけ?? まだ、私自身はこのアンビ〜バレンスな感情を体感した事はないけど。 こんな気持ちになったら、さぞかし複雑だろうな、と思い。 そして、ちょっとこういう気持ちに憧れたりするのでした。 ☆☆ 兎にも角にも、面白い本でした。 これから読む春日センセの本も楽しみ〜♪ テスト勉強から一時の現実逃避なのでした(爆)。 ...
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