+Feel+
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今日の3位決定戦、韓国・トルコの選手たちの試合終了後の姿には 見てた人はみんな感動したと思う。(Rとあたしは、続々と観客席の 最下部に集まってくる黄色い人たちが何者なのか知りたかったけど、 あ、それからリュストゥの黒いのんはやっぱりまぶしさよけらしい)
Numberの記事に「韓国人は韓国をアピールするのに夢中な微笑ましい人たちで、 だから例えば他国同士の試合中に『テーハンミングっ』と言ってしまったり する。外国人の記者やファンにも本当に親切だ。つまるところ、韓国人は韓国が 好きで、日本人はワールドカップが好きなのです」とあった。
そうなんや。共催と言いながらこの違和感はなんやねんとずっと思ってたから すっきりした。それから愛国心というものについてちょっと考えてみた。 韓国(朝鮮)には日本によって自国の文化や言語、名前まで否定され、禁止され た歴史がある。現在も分断国家のままや。国というものを大事に思う気持ちは あたしなんかよりずっと強いのが当たり前かも知れん。これはあたしだけかも 知らんけど、子供時代、特に学校では国歌や国旗に対しなんかちょっと遠慮する 気持ちがあった。だって、いっつも問題になるから。唯一、オリンピックや ワールドカップ(世界選手権)があたしの中で晴れがましく国旗を見つめ、 国歌を歌える機会やったように思う。だからめちゃくちゃ好きなのかも。
今の子はどうなんやろ。Rに聞いてみる。 「なぁ、あんた、自分のこと日本人やーって思うか?」 「???(きょとんとしてる)」これはゆゆしき事態。 「ほんならな、あんた、自分のこと大阪人やーって思うか?」 「思う、思うで。でもちょっとちゃう。オレは河内人や!」
日本人やーっていう意識はなくとも関西人としてのアイデンティティーは すでに確固として形成されているらしい。ほんまやな、関西人には国籍も あんまし関係ないし。豪州系関西人、韓国系関西人、中国系関西人、信州系 関西人の友達が次々浮かんだ。
そして、あたしが「木更津キャッツアイ」を愛してやまない理由の原点も ここにあるんやなって思った。
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