ああもうふざけろ。 いやふざけんな? ああどっちでもいい。 とにかくお前を侮蔑する。 はん、嫌いだ。 お前なんか大嫌いだ。 もし今お前が死んだって私は悲しまない。 は、それどころか心の底から笑ってやるさ。 最高の笑顔で死に顔を拝んでやるさ。
お前は最低だ。 お前は、最低だ。
AM7:30 母対姉語録。
「ごめんなさい!すいません!」 「全部私が悪いんです!」 「何でできへんねやろ…。」 「何でこんなことになんねやろ…。」 「(姉に言われた物を探して)…無い…どうしよう…怒られる…。」 「私はもう姉の前から消えます!」
ねぇ。 満足?
母を、ここまで追い詰めて、満足?
今日ははっきり泣いていたよ。 それは貴方も気付いていたでしょう? 貴方が怒鳴る度に金切り声で叫び返していた母。 その声。泣き声。
その声を聞いても尚命令を飛ばし、罵声を飛ばす貴方の神経。 …は。言葉が見つからないわ。 世界で一番汚い言葉を贈ってあげたいんだけど。
わかんない。 ああ、もう、ああ。 どうしてそんな酷いことを言えるの。 どうして母を追い詰めるの。
なんでよ。 なんでよ。 わかんない。
貴方が家を出た後。 私が出掛ける準備を始める時間。
母、私。 流れる泣き言。
私は至って冷静な素振りでそれを全部耳に入れる。 私は聞き流す、なんて器用な真似はできない。 全部聞いてその意味を頭に入れる。入れたくないのに入っていく。 何も答えない。
なんて答えれば良いかなんてわかんない。
慰める? 励ます? 叱咤する?
…ふざけろ。
私の精神状態だって、実に最悪。 最近の涙腺の緩さには参ってる。 そんな余裕があるもんか。
………。
ああ、そういえば。 祖母と母の話し声が聞こえた。
私と兄は母に対して何も言わない。 それを母はどうとらえていたか。
「兄と深海は私が病気なんやってもう諦めてるんやと思う。」
…うーん。 そうだねー。 病気だという事実は変わらないから、まぁその点はもうしょうがないと思ってる。 でもねー、母自身を諦め切れてないから私は毎度泣きそうになるし叫びたい衝動、何かを壊したい衝動なんかに襲われてるんだろうとも思う。
完全に諦められたら、私はただ母を冷めた目で見て、何も感じないでいられるだろう。 それは楽で良いなー。 いちいち感情のやり場に困ることもなくて良いなー。
あはははは。
価値のない話。
本当、どうしよう。 私、やばいわ。 感情の巧い捌き方がわかんない。
早く病院のベッド空かないかな。 母自身の為にも、周りの為にも。
今は全ての歯車がごちゃごちゃんなってる。 そのまま進むのは、とても危険。 止まろう。 間を置こう。
私も、辛いです。
でもまだ私は笑える。だから大丈夫だ。おー。
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