あたろーの日記
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旧暦10月4日。 久々に昼間隠遁生活。エリック・ホッファーの『波止場日記』などを読む。ホッファーの著書は、何度読み返しても新しいことを気づかせてくれる。しばらく経ったらまた読みたい。 『気の発見』(五木寛之・対話者望月勇/幻冬舎文庫)を読む。「気」に関する本を何冊か読んだことがあるので、正直言うと、この本を読んでもさほど新しい何かを得たわけでもなかった。むしろ、それはちょっと違うんでないの?と思うこと何ヶ所かあり。それから、最後の部分、終わり方が唐突で、無理矢理まとめた感じ(注・対談集です)。それでもまあ、五木寛之という人気作家が「気」について述べていらっしゃる、それによって「気」というものが、怪しいもの、オカルトめいたもの、一部の人にしかないもの、という認識から多くの人が解放されて、誰にでも当たり前にあるものであると知るきっかけにはなると思う。・・・なあんて、生意気なこと言ってる私だって、実のところ、「気」についてまだよく分かってないです、はい。 本を読んでいたら家を出る気なくして、それでもジョギングだけはしよう、と、地図帳開いて考える。で、夕方、家から直接ランニングシューズ履いて、走り始めた。今日は荒川まで自転車で行っている時間がなくなったので、自宅をスタート地点に。巣鴨あたりだと、六義園とか小石川植物園とか、飛鳥山とか、緑が多くてその周りを走るにはちょうどいい公園がいくつかあるので、それらのどれかを目的地として、自宅と往復するのもいいかな、と。で、約5�劵献腑�ングして、それからすぐ銭湯に入る。一般道でも走っている人、結構いるんですよね。歩行者や車、信号等、気をつけなきゃならない対象は沢山あるけど、思い立ったときにすぐ走れるように、自宅から走り出せるようなコースをいくつか開拓しとこうと思いました。 夜、映画「メトロポリス」を観た。手塚治虫原作、大友克洋脚本、りんたろう監督。映像が綺麗。キャラクターが可愛い。ストーリー展開はちょっと物足りない気もするけど、十分面白い映画だと思った。なにより原作が手塚治虫というのが。。。半世紀前に手塚治虫が考えていた話が、現代のアニメーションの水準での表現に十分耐えうるというのが凄い。 東京の街を日々眺めながら暮らしていると、この巨大な都市がこれから先どのように変貌していくのだろうか、と、恐ろしいようなわくわくするような。。。私が地方出身者だからなおのことそんなこと感じるんだと思う。東京という、すこぶる日常的な空間(例えば下町や住宅地など)と信じられないほど非日常的な空間(高層ビル群やきらびやかなショッピングモールなど)が共存するメガロポリスは、まるでそれ自身が意思を持ち続けているような、得体の知れない都市のような気がする。太田道灌が城を築いた時から、この怪物は少しずつ命を吹き込まれ、成長を続けてきたのではないか。自転車でこの街を走っていると、人間というちっぽけな存在が、東京都いう怪物都市の影響をまったく受けないなんてことがあるはずがない、それどころか、私たちはどれだけこの都市の「気」みたいなものに浸食されてしまっているんだろうか、などと考えてしまいます。
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