あたろーの日記
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| 2006年06月11日(日) |
あれやこれやありゃこりゃ。 |
旧暦5月16日。 金曜の夜は職場の仲間と呑み会。木曜に仕事中、むしょうに呑みたくなって、翌日の金曜は天気予報では雨だから、チャリ通じゃないし、ってことで、周囲を見回して呑みたそうな顔してる10人位(って、そういう本人が一番呑みたい顔だったりして)に、明日呑みに行きたい人行きませぅ、という内容のメールを出しておいた。別にコンセプトはなくて、ただ楽しんで呑みたい人だったら誰でも歓迎なので、知り合いに呑みたそうな人がいたら連れてきてOKです、とも書いておいた。行く行く、という返事があったのは5人位で、まずは定時退社して早速呑みに行った先発隊は私と同僚女性の2名。会社近くの居酒屋で18時前からサシで呑んで語り合っているウチに、1人増え、2人増え、で、お開きになる24時近くには、私も酔っぱらっていてよく分からないんですが、15〜6名位に膨れあがって盛り上がっていた。気がついたら上司もいた。当初のメンバーが誘った人ありーの、他のところでやっていた呑み会が終わって二次会も兼ねてなだれ込んできた人ありーの。「で、何の呑み会やってるの?」と訊かれるも、「分かりません。ただ呑みたいからの集まりです」なんであります。 ふだん、友人達と少人数で予定立てて集まって呑む、というのはやるけど、こういう、後から誰が加わってどれくらいの規模になるか分からないけど呑みたい人が自然発生的に集まる呑み会っていうのも、原始的で結構楽しいな、と思いました。これから時々やりたいです。    ・・・職場近くで呑んだ後、なんとか帰れるだろうと思っていたのに、地下鉄に乗り、途中の乗換駅で次の路線のホームに行ったら、電車が終わっていた。がーん。直前の路線で電車を降りるときに、一緒に乗っていた呑み会のメンバー2名に、「これから上野に行ってラーメン食べない?」と言われたのだけど、「そんなことしたら帰れなくなります」と断って降りてきたのですが、断らなきゃ良かった、と、2人がそのまま乗っていった電車を追うべく、再びもとの路線のホームに戻る。携帯で連絡を取り合って、先に行った2人が待っていてくれる上野駅に私も合流し、そこでラーメンではなく、朝5時までやっている居酒屋に入って、再び呑み始める。この時点で夜中の1時を過ぎていたような。まあ、上野駅まで来れば、巣鴨までなんとか歩いて帰れるだろう、と、最初は高をくくっていたのですが、呑んでいるウチに次第に眠くなり・・・一緒に呑んでいる2人は、私より年上の女性と男性なのですが、まあ、なんと、元気なんだろう。疲れを全く見せずに呑んで喋り続けている。私って相当お子ちゃまなんだな。そういえば昔から私のこういうところは変わってなくて、学生時代も、友達と夜通し呑もうと集まっても、夜中過ぎると1人だけごろんと横になって寝てしまっていた。実家の父がやはりそうだ。父がごろんと寝てしまうのは私より相当早い時間帯、21時前にはすでに寝てしまう・・・のですが。 とうとうテーブルに突っ伏してがーがー寝始めた私の前で、2人が「あー寝ちゃったよ」と、じゃあもうこれからタクシー拾って帰ろう、という相談をしているのがおぼろに聞こえる。で、ほれほれ、と揺り起こされて、お店を出て、タクシーに乗り、女性社員と一緒に途中で降り、彼女の自宅までとろとろ歩いて行き、途中トイレに起きてきたお母さんにびっくりされ、お風呂まで使わせて貰い、お布団まで敷いて貰い、朝までぐっすりと眠らせて貰い、朝ご飯まで戴き、すっかりお世話になってしまった。一軒家っていいなあ。自分のアパートの四畳半とは大違いだ。当たり前だけど。ほんとにぐっすり眠れた。 その後、丁寧に整理された家族のアルバムを何冊も見せて貰った。人の家の写真を見るのが結構楽しいものだというのに初めて気がついた。昭和30〜40年代の写真が特に面白いし、興味深い。当時のみんなの服装や髪型、居間の様子、家構え、商店の雰囲気。特に、電化製品を扱っているお店のお宅なので、昭和30年代の電化製品が写真に沢山出てくる。電子レンジやテレビ、ステレオ・・・博物館で、昭和30年代の家庭の様子を再現したコーナーがあるけど、まさにそういう感じ。店の前にあるミュゼット!かわいすぎる。。。よく、古本屋さんで、昔の雑誌を見つけてめくっていると面白くて止まらないことがあるのですが、それと似ている感覚。貴重な写真を見せて貰いました。ここ数年マイブームの昭和レトロ。今度実家に帰ったら、実家の両親のアルバム、久しぶりにめくってみよう。 その後、あたりを散策しながら駅まで送ってもらう。その散策というのが結局なかなかのイベントになってしまい(笑)、4時間近く、歩いたり食べたりした。両国駅周辺をぐるぐると。相撲部屋が多いのですが、住宅地の中にぽつぽつとあって、道路に面してまわしが干してある光景、結構見かけました。横網町公園近くの浪花家本店のたい焼きをご馳走になり、東京都慰霊堂や、江戸東京博物館(展示室は入らずにロビー床の地図に見入る)を巡り、お昼は亀戸餃子両国店。私は亀戸餃子というのを知らなかったのですが、美味しかった。本店のほうは餃子オンリーだそうですが、両国店のほうはラーメン等もあって、普通の中華料理店の雰囲気。味噌ラーメンも野菜がたっぷり入っていて、気取りのないこってり味ですごく満足です。お昼食べた後は回向院を訪れ、結局15時近くまで両国散策してました。駅まで送ってもらい、その後は1人で神保町へ。いやあ、ほんとにお世話になったです。 さて、久しぶりに土曜の神保町。古書店に入るのも久しぶり。小宮山書店のガレージセールや三省堂書店隣の古書モールなどの古書店、それから岩波ブックセンターや東京堂書店、三省堂書店といった新刊書店にも入る。し、しかし、前日遅くまで呑んでいたのと先ほどまで歩き回っていたのと、蒸し暑さで、自分が疲れているということをようやく悟る。 買ったのは。 『噺のまくら』(三遊亭圓生・朝日文庫)、『黒澤明の世界』(佐藤忠男・朝日文庫)、『魔術と錬金術』(澤井繁男・ちくま学芸文庫)、『すみだ川新橋夜話』(永井荷風・岩波文庫)の以上4冊が古書モールで、三省堂書店にて、『神々の指紋下』(グラハム・ハンコック著・大地舜訳・小学館文庫)と『東京かわら版6月号』。 帰宅し銭湯へ行き、読みかけの文庫本を持って近所の居酒屋へ。前日とはがらりと変わり、カウンターの隅で1人静かに呑んでました。 今日、日曜は、朝から雨です。 梅雨ですねえ。
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