浪漫のカケラもありゃしねえっ!
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2002年10月14日(月) 架空OP習作/ひとりごと更新/鈴鹿

『Suzuka』

東の果ての国、はるかなスズカへ。
最後のテストを終え、最後のチェックをすませ。
作り上げた宝を、空港に運ぶ。
遠い旅に荷造りをするクルー達。
その腕には、傷が残っている。
限られた時間に、乗せかえなければならないエンジン。
冷めるのを待っていられず、熱い部品に焼かれた痕が残っている。
2週間ごとの厳しいロードが、もうじき終わる。
家族へのささやかな土産を、このシーズンの喜びとともに持ち帰れることを願う。

これがほんとうに最後となるのだろうか。
まだ決まらぬ未来に、ドライバーの心は波立つ。
思い出の中に混じる苦さは、後悔か。まだ燃え続ける野心なのか。
取り戻せぬ昨日。いまださだかなる明日。
シーズンは、もうじき終わりを告げる。
ライバルに食い下がり、チャンスを手につかむ機会も。

はるかなるスズカ。
夢を見ることをやめず、夢に手を伸ばすことを恐れず。
その夢が流す涙、悔しさに身もだえする痛みにも怖じず。
選ばれた20人、世界の高みに身を置くことを許された若者達が降り立つ。
彼らを支える幾百の腕が、マシンを最高の状態に整える。

東の果ての国、はるかなスズカ。
かつてここに手探りで作り上げたマシンを走らせた者達が見守る。
東洋のかたすみから無謀と言われた挑戦に挑んだ先人達が見守る。
彼らは知っている。
夢は、それを抱く者があきらめたときにのみ、消え去るのだ。

スズカ。
シーズンは、終わりを告げる。
けれど、この地に息づく夢は、終わらない。

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ええと、ひさしぶりに浪漫モードいれてみましたが、もうちょっと手を加えたくて悩んでます。そんなこんなで、書きかけばっかりになってるがな。ええい、ここに習作として書いちゃう。感情が盛り上がると書きたくなるんだけど、なかなか満足できまへんわ。
それから、琢磨君の予選順位やリザルト、過去の日本人ドライバー達と比べてどうかと気になったので、『ひとりごと』に『日本人ドライバーの歩んだ道』を更新。

どっちも、わんわん泣いてこんな写真を見つけて大笑いしながら書いてるんやから、やっぱり私の地はお笑いやろか。→パツキン赤丸で日の丸カラーのジョーダンのクルー。(^^;)

いやー、SuzukaでHONDAでBSで、.....ナショナリズム盛り上がる要素あるから、ファン以外の人もすごい盛り上がったかも。
日本人だからってひいきして応援しない(日本人だから、よけいきつい見方しちゃう)ヒコクミンを自称してる私ですが、昨日はしばらく泣いちゃいましたわ。ずっと彼を応援していた人達、どんなにかこの時を待っていたろうと思いながら。
うーん、それに頭に浮かんだのは、鈴鹿で走ることを目標にしてた知人達のこと。私にとってのSuzukaって、身近な人達がレースをしに行く場所、ショウを見る会場というより体験する場所、という印象があったかも。
ライセンスとってレースがしたいって、片道8時間の道のりを通ってた先輩達。レインタイヤが高くってとぼやいてた、レースで骨折リハビリ中のおニィさん。サーキットに子供の頃から通ってる連中にはかなわない、資金があったら、もっと早くからはじめていたら、サーキットに通う時間がもっとあったら、....そんなセリフをよく聞いた。
憧れてるレーサーの走る場所で、自分も走ることが出来る。こけて痣を作ろうと骨をいっちゃおうと、またバイクに乗りたいと願う。(そいえば、鈴鹿での撮影テクやポイントを話し出して止まらなくなったロック系の友人をふくめて、そんな話をした知人はみんなバイク乗り/複雑骨折経験者だったな。(^^;))
そんな人達がたくさんいるすそ野があって、その頂点が8耐だとかMotoGPという世界につながってる。それがSuzukaという場所にあるんだ。
2輪と4輪という違いはあるけど、琢磨君のように世界に乗り出すのは、知人達の知っているレース仲間であったかもしれないし、彼らの子供達でもありえたかもしれない。そんな風に感じると、涙とまらなくなったんですよ。

マクニッシュにペンスキーからIRLテストのオファー。トヨタつながりでしょうか?
元F1ドライバー達とか、IRLテストを試した人はけっこう多そう。
ジル・ド・フェランは、先週IRLのテストをしたようですね。
CARTの方では、マイアミにリカルド・ゾンタが来てたといいますが。
いったい、来季はどんな顔ぶれになるんでしょうか。


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