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■ 帰郷
そこには じいちゃんがいる ばあちゃんがいる 孫を抱く日を 指折り数えて
いつか消えゆく定めの中であと幾度の再会が許されているのか
人生は先が見えません・・・
いつその機会が 永遠に失われる時が訪れるか・・・
だから帰郷しなかった 日々を 本当にごめんなさい
「今度いつ来るの?」 淋しそうに尋ねる曾祖母の言葉に
「近いうちまた来るよ・・・」 そう言う私のこころの中には済まなさがいっぱい
空にはこいのぼりが 泳いでいました。
傾きかけた日をあびて きらきらと
陽だまりは 私たちをあたたかく つつんでおりました。
「また帰らんあの淋しき家へ」 陽だまりを連れて・・・
2002年05月02日(木)
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