陽だまりのうた
muchan



 歓声

静かな山間に
木霊する歓声
子供たちが
帰ってきた夏

麦わら帽子かぶって
とんぼを追う
娘たち、そして私
一本の網を奪い合いはしゃぎながら

時はその歩みを緩めて
夏のひかりの中にとけて行きます
赤とんぼ
おにヤンマ

虫かごの中はいつしかいっぱいで
まだ幼い息子は目をまあるくして眺めています
そして、ひとしきり遊んだ後で再び彼らを自然の中へ
バイバーイ。歓声は空高く昇って行きます


7:49 02/08/17

2002年08月17日(土)
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