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2002年02月17日(日) 保持。

今週も200Xにて夢の特集をしていました。『思い通りの夢を見る方法』というヤツです。
今回新たに明晰夢という概念が登場しました。
これを見れるということは即ち自分の夢をコントロールできるということらしいです。
夢のなかで、自分は今夢を見ているのだということを自覚するのが第一歩。

ここまでは実は私、できてました。
というか寝ている間に頭の中を動かす方法を自己流で覚えていたみたいです。

夢の中では様々な状況がシミュレーションされているんです。
その時に解決策が見出されるときもあるし、新たな展開が発見できたりもします。

大抵そのとき書いている小説や日常生活が夢の中で考える内容に。
こう書くと、夢とちゃうやん、と思われるかもしれません。
しかし私は意識はあるものの、確かに眠っているんですよ。

睡眠中でも脳は動いているというのは周知の事実です。
ただ一般的には生命維持活動をするために動いているのだと考えられているんですよね。
明晰夢を見るという状態は、日中と同じように自分の意思で思考をコントロールできるということ。
そう考えるとあながち無理なことでもなさそうじゃないですか?
どうせ脳なんて、殆どが使われていないんですから。10%使えたら天才って言うし。
睡眠中に少々強制的に働かせても、ショートすることなんてありえないと思う。

しかも睡眠時って外的刺激が少ないから、思考速度がいつもの2倍くらいになっているような気がするんです。
多分考えているときってレム睡眠真っ只中なんですよね。だって夢の中なんですから。
レム睡眠中に情報処理が行われているという説は結構現実味があると私は思っているんですが。
実際記憶の定着、消去、学習というのはレム睡眠の役割という報告も。

同じストーリーを何度も辿ることで伏線とかも考えることが出来るし、描写もより細部までくっきりと頭の中に浮かんでくるようになるんです。
特にプロットの段階では大事。
性格とか容姿とか話し方とかそういうものを固めるまでにはこの作業を何度も繰り返さなければいけません。
基底を曖昧にしたままだと結局ボツになってしまうから。どんなに捻った展開を考えてもダメ。

たとえ文章の中に人物の容姿とかが出てこなくても、頭の中にはしっかりとしたキャラがたってないと私は行き詰まってしまいます。SSくらいなら適当な設定でも平気ですけど、さすがに5万字を超えるようなものになるとプロット関連だけで7?8枚はないとキツイです。
二次創作とかはまた別ですよ。あれはもう既にキャラが自由に動いてくれるんで、ネタさえあればどれだけでも(笑)書けます。

時間に追われているときに、夢は大切な推敲の場となってくれます。
時間軸や空間を超越した思考世界が展開できるから。
夢のなかで、私はチェスの駒を動かすように思考のピースを上から眺めて配置しているんです。
記憶の鳥瞰図を作るような感じかもしれません。
だから私の夢は『神様の私』が常に監視しているんですよ(笑)




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斎藤基栄
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