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2002年03月04日(月) 思春期。

児童期から青年期への移行期。または青年期の前半。第二次性徴が現れ,異性への関心が高まる。
(新辞林より抜粋)

ふーん、思春期ってそうなんだ。と再確認。
でもって専門家曰く、劣等感に苛まれやすい時期らしい。んでその鬱屈してる自分を護ろうとして周囲に攻撃的になったり引き篭もったりするということだそうで。

ふと自分を振り返ってみると、疑問にぶち当たりました。
『私に思春期と呼べるものはあったっけ?』

あれれ?
よくよく考えてみると、別に親に反抗したいとか親は自分のことを分かってくれないとかいう不満をもったことはないような気がします。
おかしい。思春期マニュアルにはちゃんと『親の無神経さ、無理解さを呪います』と書いてあるのに(笑)

斎藤は基本的に他人のことを100%分かることなんか無理、と考えてます。相手の考えていることを『理解』することならばできるかもしれませんけど。それもまたかなりの労力と時間を要することですが。
ま、それは親と自分、家族と自分、友人と自分などなど人間関係においてすべてに当てはまることかと。

いや、別に理解してもらわなくっても平気さ、ふん。などと言ってる訳ではないんですよ。
お互いのことをできるだけ誤解のないように認識したいとは常々思っております。
ホントに心の底に秘めているようなことを覗き見ることなんて出来ないんですから、せめて表面上に滲んでいるものとか、本人がちらりと見せてくれた内面の欠片たちを、しっかりと客観的に捉えられたらな、と。

おっと話がずれました。
何故にこんな話をしだしたかというと、Coccoの歌詞を読んでたときに(詳しくは昨日の日記へ)なんか思春期真っ只中だなぁ、と感じたからです。
なんていうか、人間のネガな部分をがっしがし刺激してくださいますね(笑)
うーむ、もし私がもっと人生捨ててなくて(←え?)思春期ど真ん中だったら、きっとはまってるでしょうね。
こんな世界観を求めていたんだ、とかって。
中学生くらいって結構自虐的な考え方するでしょう?破滅的思考というか。
精神世界の暗い場所を追求しようとしてるような。

斎藤はその前に達観(?)しちゃいましたからねぇ。
どーせこんだけ悩んでも明日の弁当食うんだろ?みたいな(笑)

で、ちょっと思ったんですが意外にCoccoって健全。
なんか『あのダークさは』とか仰ってる方には悪いんですけど、あれはそんなに精神構造ヤバくない。
寧ろすっごい普通の感情だと思いますよ?
ただ分かりやすい言葉と曖昧な比喩で闇を効果的に演出しているんだと私は感じました。
それと期待を裏切らないメロディー展開。キレイで耳触りがいいっていうかね。日本人が馴染んだ感じかと。こうきたらこう来るだろう、っていうのが分かりやすい。

一言でいっちゃえば全体がキャッチーなんですよね。
だから若年層(特に早熟な子達)にも受け入れられるのかな、と思ってみたり。




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斎藤基栄
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