2002年06月05日(水) |
虐待死した子供の写真。 |
今回の法医学はキました。 法医学〜っ!って感じの講議でした。 長崎の方の大学の先生が来て講演したんですが。スライドがすごく衝撃的で。TVだとモザイクかけなきゃ放映できないような写真が何枚も。 しばらく肉料理は嫌だ、と友人達は口々に言っておりましたよ‥‥。 でも私、帰りにユッケ(味付けした生の牛肉と生卵を混ぜた料理)食っちゃった‥‥☆ (<星マーク付けて言うなよ、そういうグロいことを。) 肉のスライド見てたら、肉が食いたくなっちゃったんだもん。
どういうスライドだったかというと。 脳死した脳(黒い)。植物状態だった脳(まあまあな色)。健康な脳(きれいな薄ピンク)。 頭皮をはいで頭蓋骨が見えてる頭部。 その頭蓋骨を切り取って脳が見える頭部。(どっちも耳とかあって、本当に人間の頭部。) などなど。でもこれらはまだグロいだけ。次がすごかった。
虐待死した子供の写真。 棒状のもので殴られた跡。煙草の火を押し付けられた跡。 殴られて脳障害で死んだ子(全身に殴られた跡がある)。 ネグレクトによる栄養失調で死んだ子(難民の子のようなガリガリの身体。通常の30分の1しかない胸腺<免疫を作る器官。生後9ヶ月なのにストレスで胃潰瘍になって無数に穴があいた胃。)。
これらは精神的につらかったです。特に栄養失調で死んだ子。 死体なんだからそんなことはないんだけど、かすかに開いた目から今にも涙が流れ出しそうな、そんな表情で。風呂に入れられてもなくて垢に汚れた身体。皮膚の下には9ヶ月の子どもなら皮下脂肪が豊富にあるはずなのに、その子の皮膚の下には骨と薄い筋肉があるばかり。
親になってはいけない人間、というのはいるんだと、はっきり思いました。 育てられないなら、早めに親権を放棄した方が子どものためだと。
まさか日本で、栄養失調で死ぬ子がいるとは思ってなかったので、ショックでした。虐待は本当にいかんです。
|