相馬市の叔父一家は全員無事。
しかし、家が津波でダメになってしまったので、福島市に越したとの事。
祖父母のお墓も流されてしまったが、先程お寺さんに問い合わせたら、しばらくかかるけれど元に戻します、と、逆にこちらが励まされてしまった。
しかし、故郷を流されてしまった喪失感がぬぐえない。
小さい頃に買い物に行った店も、遊んだ場所も、みんな無くなってしまった。
根なし草のような、どうしようもない寂しさで心がいっぱいになる。
現地に立った時、私はどうなるのだろう。
きっと、あたりはばからず、どうしようもなく泣いてしまうのだろう。
震災のニュースを見るたびに、涙があふれてくる。
でも、私が泣くわけにはいかないのだ。
もっと泣きたい思いを抱えながらも前に進まねばならない人達がたくさんいるのだ。
今の私に何ができるだろうか。
自問自答する日々である。
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