2007年12月20日(木) どこをまがってもけばけば光るネオン いろんな人 いろんなことば うそみたいな街だと思った すれ違うひと、ひとりひとりが 何か特別なことをかかえていそうな気がする でもよくよく考えたら、特別なことを抱えてない人なんていないと気づく あたりまえのことがあたりまえな街 きたない道、きたないビル、きたない人 それでもなんだかみんな、かるい足どりであるいている いきているのがあたりまえのことで 生活しているだけでじゅうぶんで いいひと、わるいひと、うかれたひと、何もしてないひと、ねてるひと それでもいい くるしくてもいちにちを無事にすごしつづけている それでじゅうぶんだ あたたかい地下道 抜け出せなくなりそうで 夢のなかにいるようで 階段にたたずむ人 いくばしょをうしなったような目をして なんか、何もかもが不思議だった まるで海外にいるような気持ちにもなった みんなそれぞれ全く違う人生をすごしてきて それでも、なんかそこにいる人は、同じ人間だと思って ひとりひとりに共感しながら、歩いていた |