元・白血病患者の日記
 

2003年05月07日(水) アバレンオー推参

 なんかイライラは収まらない。夕方、気がつくとパチンコのイスに座っていた。勝てばいいんだけど、負けると後々ツライと思いながらも感情にまかせて新海を打ってしまう。いかんなぁ。

 ちなみに台座は人のいない場所を選ぶ。リーチがかかるたびに横にいる年寄りに覗かれると八つ当たりをしてしまいそうだから。(実際、遠くに座ってる人でも「リーチ」の掛け声のたびに首をのばして覗きこむ。いいじゃんか、ほっといてくれよ。で、外れると首を横に振る仕草をしやがる。喧嘩売ってんのか?)

 こういう場合、ふつうは負けて更に落ち込むものだが、大勝。最初に小出しして、いつもならさっさと止めるのに、いつまでも打っていたのが珍しく幸いしたらしい。遠くからこちらを覗き込んでいた年寄りは、フィーバーするたびに呪い殺すぞ、という顔でこちらを睨む。…別に、あんたのを横取りしたわけではないでしょうが。なんか景品交換所で後ろから刺されるんじゃないか?

 全部換金しようと思ったのだが、フト、景品に子供の欲しがっていた合体ロボットがあるのに気がつく。こんなあぶく銭は持っていても簡単に消えるもの。意味のある与え方でないのは承知しているが、今回は仕方ないと割り切って玩具に交換(…交換しても動じないほど勝っているからかも知れないが)。かなり大きな荷物となった。店を出る途中、こちらをしつこく覗き込んでいた年寄りが、荷物を見て「フン」と鼻を鳴らしながら俺の座っていた台に座った。でも、確率的に、しばらく出ないんじゃないかな。ま、関係ないけど。

 部屋に戻り、子供に謝る。直接、何をしたというわけでもないが、理由を知らない子供に気を使わせてしまったのは確かだろうから。

 「父ちゃん、体が苦しかったり、心が痛かったり、ちょっと病気になってて怖い顔とかしてたかも知れない。お前の前ではそんな顔をしてないつもりだったけど、なんか変な笑い方をしてたよな。父ちゃん、怖かった?」
別に、とはいってくれたが目を合わせた時の不自然な笑顔は正直、応えた。まぁ、こんなことがきっかけになるのも変な話だが、少し気分は落ち着いた。ロボットを見る子供の笑顔は、本物で、こちらも少し上機嫌になれた。…長い落ち込みだった。なんか体はガタガタになった気がする。意味のない怒りの持続は、寿命を縮めるぞ、きっと。


 < 過去  INDEX  未来 >


孫悟空 [HOMEPAGE]

My追加