元・白血病患者の日記
 

2003年10月27日(月) 忘れていいこと、覚えてなきゃいかんこと

 (例年よりも暖かいらしいが)すっかり涼しい。自転車に乗るには丁度いいんだけど。職安に行く途中、前からくるガキが歩道の年寄りを無理に追い越そうとして張り出してハンドルに腕をぶつけてしまった。混雑してるところを全力で走っていたので、追いかけることは出来なかったが、捕まえたら間違いなく殴っていたので仕方ないか。ふざけやがって、と思ったがぶつかる=当たる=何かいいことがあると思い(前向きになってきたな)職安へ急ぐ。そうしたら何と、なにもなかった。…まぁ、当然なんだけど。

 少し気持ちも上向いてきたのか、鏡を見てあまりにも丸くなってきた体に危機感を覚えたのか、気合を入れてスポーツクラブに行く。…月に一度の休みだった。
朝日新聞でも使用していた『内弁慶シリーズ』であるが、終わってみればやはり地元のホークスだった。よかった。これで安売りになる。

 自転車がブチ当たった腕が赤く腫れたが、折れちゃいないので風呂に入る。何かないかと探したらプロジェクトXのコミックが出てきたので読み返す。『決断 命の一滴』である。買ってから何度も読んでいるが、すっかり自堕落した今になって読んでみるとかなりの衝撃を受けた。そうなんだよな、せっかく助かったんだよね。←ではなく、助けてもらったんだよね。

 入院中は消毒消毒で院内でありながら出歩くことも出来ず、窓から外を歩く人のなんとうらやましいかったことか。退院直後なんか道を歩いて店に入るだけでも感動してたというのに。本棚で入院中に読んでいた本を見かけたり、ベットに飾っていた子供の絵を見かけたり、思い出すことは時々あるんだけど気持ちの持続が難しい。

 慣れというのは怖いもので、最近は(あきらかに)去年ほど逼迫しているという気持ちがない。鬱という病気のせいだといえば、それまでになってしまうけど、とにかく頑張らねば。(と無理をして今みたいになったのかな。勇気を出して休みましょ、とは前の主治医だが身につまるなぁ。もう出来ないことだけどね。バランスが難しいよね)


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