ねろえび日記
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2012年12月07日(金)  さようなら勘三郎さん

え? もう追悼番組放送するの、と思いつつ、見た。

華も実もある役者だったんだなあと改めて思う。
太く短く生きた。
ただでさえそう思わされたのに、手術をしない(そうすると勘九郎の襲名披露公演に出られるんだよな、と)選択肢すら考えていたなんて、どんだけ太く短くなのよ……。でも結果を考えると虚しい、悲しい。でも、もしあの時……などと考えても、しょうがないことだ。


松本での「天日坊」の頼朝のシーンがよかった。


型破り。型がきちんとできているからこそ破れるに、心底納得。
インタビューで、声がでにくい身体が動きにくいとか不自由になってもそれなりに芝居するって意味のことを言ってたけど、それも、実現すれば、一つの「型破り」だったんだろうなと思う。


定式幕の色合いの千羽鶴、映して欲しかったな。すごくセンスよさそう。笹野(高史)さん(のよびかけ)、ナイス。


そして、南座顔見世での七之助と勘九郎の口上にもらい泣き。
勘九郎くんの「父を忘れないでください」にじーん。
中村屋のお弟子さんたちの名前を一人一人口にしてるのもじわじわきた。

勘九郎と七之助、二人が兄弟でよかった。
たぶん、お父さんが勘三郎で息子たちが勘九郎と七之助だからというのも、この3人が好きな理由の一つの気がする。


大竹しのぶのインタビュー、(勘三郎は今も)いることにする、こんな芝居すると喜ぶかなとかこんな芝居すると怒るかな、てのもよかったなあ。


最後のテロップ「頑張れ、勘九郎七之助」にまたうるうる。


なんか精神的にキツイので(追悼番組の放送が速やかすぎるんで)、当分は見返さないかもしれないけど、BDディスクに保存しました。



実は、勘三郎の公演、それほど沢山観に行けたわけでなく、シネマ歌舞伎とかWOWOWが多いのだけど、ショックを受けるものなんだなあと、ちょっと意外に思っている。
やはり早すぎるということが大きいのかな。あと20年は現役バリバリだったろうし、さらに10年後くらいには重鎮かマスコットになっていただろうから。


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