ねろえび日記
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2015年01月31日(土) ビッグ・アイズ

おもしろかった!
マーガレットもウォルターもキャラが濃いわあ。 

ウォルターにはムカついたけど、裁判のあたりからむしろ笑えるキャラクターになってきた。弁護士を立てないで自分で自分の弁護をする口八丁の男(手は無能) 法廷知識は「ペリー・メイスン」から得たモノというナレーションに噴いた(番組を見てるシーンもあったし) ホントに一人二役の演技をやって、裁判官に「そのうっとうしい小芝居をやめろ」的なこと言われる。「リーガルハイ」かよ。

マーガレットは絵の才能はあるけど世間知らずの引っ込み思案、まではまあいいが、「エホバの証人」でちょっと引きました。でも娘ちゃん(かな)の「エホバは訴訟していいの?」(輸血とか色々禁止してるイメージ)に笑えた。

DV夫から娘を連れて逃げ出した時、「(着替えの)服もない」悲惨な状態だったのに、しばらくしたらハワイで画家として暮らしているので「え?」だった。まあいいけど。


60年代という時代背景や当時の美術界(ポップアート以前)などを合わせて考えると、よりおもしろい。アメリカでさえ女性の社会進出って大変だったんだとかポストカードなどの複製品を作って売ることのハシリだったのか(ウォルターのアイディア)とか、興味深い。
そして、マーガレットは存命で今も絵を描いているそうな(映画にも最後のほうにちらっと出ていた)

ファッションやインテリアなんかも可愛かった。赤のドレスとか。


ビッグ・アイズの絵自体はパッと見「オ! おもしろいな」とは思うものの、よく見ると大好きってほどでもないかも。異様にデカイ目よりも微妙にデッサンの狂ったような身体の部分が気持ち悪い。
唐仁原希の絵を思い出す。唐仁原のほうが上手いし、好きだけど。


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