申し訳なさそうに佇む緑色 - 2007年03月30日(金) organic stereoとして、ある映画の音楽を担当することになって、 その映画のラストシーンの撮影があるからということで、 先日、撮影現場に行ってきました。 音に対してのなにかしらのインスピレーションを得られたらという思いで。 ロケ地は、六本木ヒルズの屋上。 この先、ヒルズにすら行く機会もほとんどないであろう僕が、 普通にはあまり立ち入ることのできない屋上に行くなんて(笑)。 東京タワーの先端と同じ目線というのが不思議な感覚。 所狭しと並ぶ高層ビル、首都高の大渋滞、微かに響くサイレンの音、 そして、ぽつりぽつりと申し訳なさそうに佇む緑色。 小さなころから東京で暮らしてきた僕ですが、 こうして、東京を客観視したのは初めてかもしれません。 俳優の方々の放たれるオーラにも感銘を受ける。 東京に向かって叫ぶ言葉は、なんだかせつない。 断片的に得た感覚を繋ぎあわせながら、 音のイメージを膨らませていこうと思っています。 映像と音楽の関係性を追求していく、 これは、この先の僕のひとつの大きなテーマ。 -
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