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| 非形而上学的 2002年01月30日(水) | 男の人の浮気と女の人の浮気は違う、と一般的に言われる。俗説によると、どうやら男の浮気は即物的で、女の浮気は形而上学的だという事になるのだが、本当だろうか??確かに、男の人対象のおねーちゃん付き飲み屋さんとか風俗業界というものがこれほど発展していて、ニーズが多い事からも「そうなのかな?」とも思える。しかし、女性にも潜在的な性欲や恋愛力というものが間違いなく存在するのだ。 最愛のパートナーを見つけたから、運命の人と出会ったから、2度と恋愛も性欲も他の人相手に喚起されない人生なんて不思議だと思う。(喚起されて、実行するかどうかは別問題だ。) 私ははっきり言って、自分の事を信用していない。今までたかが27年しか生きていないのに「絶対、自分に不倫はあり得ない」と言っておいて、既にその過ちを冒している。という事は、これから先27年以上続くであろう人生には何が起こるかなんて誰にも予見できない。「絶対ない」なんて事を言ってしまうのは、逆に恐ろしい。 恋愛力とか性欲というのは、そういう普通の制御可能な範疇の人間の能力を超えた所にあるからこそ存在するのだし、その範囲内で楽しめるような恋なんて私には向かない。 こんな事ばかり言っていると浮気賛歌になりかねないので、この辺で止めておくが、形而上学的な女の浮気というのを美化してほしくはないのだ。そこにまつわる物語や必然性を理由にする女のズルさに騙されてはならない。女の恋愛も浮気も性欲も、結構ドロドロした即物的な側面もあるのだから。 |