ハラグロ日誌
書人*ちる

   

  




ニシヘヒガシヘ
2002年02月19日(火)
私は父の転勤で国内をあちこち転々とする環境で育った。松山、大阪、豊橋、京都、大阪、札幌、千葉・・・と。ざっと実家の変遷はこんな感じ。札幌では大阪弁が珍しがられたし、(先生、というイントネーションがどうしても標準語に直らなくて弱った)、札幌から京都の学校へ進学すると「なんかあなたの関西弁はヘン」と言われたりした。そんな訳で、どこへ行っても根なし草のような気分でふわふわしていれば良かった。コドモのよそ者は気楽で、うまくやれば皆と広く浅く仲良くできる。世渡りがコドモだてらに上手くなってしまうのだ。
でもオトナになると、「お国はどちら?」と当たり前のように尋ねられる機会が多い事!
外国育ちが長い方だと「ああ、帰国子女ね」と納得されるのに、国内転勤族でへらへらしてるような私みたいなのには世間は厳しい。
そこで感じたのは東京で働いている関東以北の人たちは、概して「大阪の女」というものに対して、無根拠な悪感情を持っているという事だ。うるさい、とかオバサンぽい、とか偏見に満ち満ちたイメージがあるらしい。(ま、そういう人もいるけどね。でも、東京にだって札幌にだってそういう人は必ずいるハズなのだ。)ところが、同じ人間でも「札幌の女」となると急に手のひらを返したように、皆が皆、優しーくなるのが不思議。いきなり「北の国から」の「蛍」扱いである。(「北の国から」観た事ないけど、テキトーに話を合わせるのにも慣れた。)
西に厳しく、北に優しく、これって男性諸氏の幻想の構図なんでしょうかね?









設計*しゑ(繊細恋愛詩)
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