ハラグロ日誌
書人*ちる

   

  




こころの言葉
2002年06月29日(土)
相田みつを美術館を訪れて、こころの「おみやげ」もらいました♪
きっと、行く度にこころに響く言葉は違ってくると思うけれど、とても大切な言葉のプレゼント、ちょっぴり書き留めたいと思います。
「意識したものに ほんものはない」
相田みつをさんの書に書かれた言葉。
ボロボロになるほどに、相田氏が読み込んだ、道元の「正法眼蔵」の一節、
「覚知(かくち)にまじわる は  証則(しょうそく)にあらず」
を相田みつを流の解釈?訳?した言葉です。
「悟る」という事の境地や「無」の境地という体験は、そうそう日常で起こる事ではない。人間が考えて作り出す世界とか、悟りを開こうと思って得る悟りなんてモノは、にせものなんだよ・・・って心のどこかで分かってないと勘違いしたヒトになってしまうから。
「迷いという網から抜け出ても、悟りという網をかぶってちゃ意味ないよ」というメッセージも「うん、うん。ホントそうだなあ・・・、ってくすくす笑いながら読みました。
つらい時に海を見に行く、とか、閃きを得たくて哲学書を読むとか、そういうのって何か違う・・・っていう事を、少し前の日記にも書いたけれど、相田氏の言葉に出会って、すとん、と合点が行きました。まさに「相田さん、そういう事だったんだ!ありがとう!」っていう気持ち。
うまい言葉や、飾った言い回しが、こっぱずかしくなっちゃう、そんなスゴさ。
相田みつをは、すごい。









設計*しゑ(繊細恋愛詩)
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