ハラグロ日誌
書人*ちる

   

  




エ〜ト文化
2002年07月14日(日)
最近、無性にドイツ語が勉強したくなって、実家から持って来たドイツ語の教材なんかをガリガリ勉強している。
で、自分がドイツ語を吸収した時のノートを見ていると、色んな事を思い出す。留学試験に受かった後、ドイツ人の先生(ホントは哲学教授。神父でもある。)の凄まじい特訓があった。勿論課外授業、先生のボランティアで。(笑)
これがすんごいスパルタで、辞書の後ろに付いてる「不規則動詞表」を1日で丸暗記して来い!とかそんな感じ。
「gehen-gab・・・えーと」とか答えに詰まると、「えーとって言うな!!!」と怒鳴られる。ホントに分からないと足を踏まれたり、ライターで脅されたり、すんごい授業だった。(笑)
こう書くと「なんて人権を無視した授業!」とか「体罰!」とかそういう感想を持たれる方も多いかと思うんだけど、全然そんな事もなくて。
まあ大学生なんて勉強の仕方がチャランポランだから、その位しないと勉強しないっていうのもあったんだろうなあ〜。今でも多分不規則動詞はa-zまで間違わずに言えると思う。
あと、「とにかく日本人はえーとが多過ぎる!!」とよく先生が激怒していた。確かにえーとを禁止されてみると(ホントに禁止令が出た)自分がいかに日常で使うえーと率が高いかが分かる。(笑)
河合隼雄さんもアメリカの講演(英語)で、しょっちゅう「えーと」というもんだから「お前の話は面白いが、どうして8(エイト)、8と言うんだ?」と聞かれたりするらしいし、もはやこれは日本の文化なんじゃないかと思ったりもするほど。ま、若い頃はそうやって色んな違う国の文化を知って合わせるオモシロさもあるけれど、いいオトナがそれを無理してやるとおっかしな事になっちゃうので、そういう日本ならではの変なクセを売りにできるくらいの方がいいのかも。
で、今も「えーと、何だっけ?」とかブツブツ言いながらドリルを解いていると「はっ。えーとって言っちゃイケナイんだった!」と思わず自制してしまう自分がいるのでした・・・。









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