ハラグロ日誌
書人*ちる

   

  




Are you happy?
2003年01月18日(土)
キミ達は幸せかい?
ねこえにとって、こねこえ達にとって、一番幸せな事はなんだろう?と考えれば考えるほど、「よかれ」と思って私が起こす行動は彼らを不幸にしている気がする。
少なくとも、2年前までねこえは自由なのら猫だった。まだコドモ猫だったけれど母親猫や兄弟猫と一緒ではなくて、いつも一匹で行動していた。あまりに気が強くて他ののら猫としょっちゅう喧嘩しているので「オトコノコ」だと思ったほどだ。(猫の知識が少ない私は、三毛猫は大体メスだという事を知らなかったので)
猫を飼いたかったら、はじめから家猫になりそうな猫をもらってきたり、ペットショップで購入する、という方法もあったのに。
なんの展望も責任もなく、私はただ「かわいいから」というだけで、ねこえにエサを与えていた。
自由なのら猫は優雅なだけではなくて、色んな抗争があり、保健所からの抜き打ちの捕獲もあり、大変な事も分かる。
でも、家猫にもう戻れない野生猫に、エサを与え、コドモを産ませ、そして次々と無理矢理捕まえて手術させる・・・。私の中途半端な愛情が彼らを苦しめていないか、毎回考えてしまう。
今回のゆきの手術で起こった事は、本当にこたえた。
自然界に「麻酔」など存在しない。「麻酔」の拒絶反応で、ゆきは命を落としかけた。もしも、ゆきが戻ってこなかったら・・・私は猫殺しだ。
「私が殺した」というあの重みや衝撃は、一生消えない。
キミ達は幸せだった?
野生を忘れて、いつかねこえ達が生を全うする頃には、その答えは出るのだろうか?









設計*しゑ(繊細恋愛詩)
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