もうすぐ1年が経とうとしている。
あの頃、「地位」や「名誉」、それに付随するものに振り回され、私は大事なものを手放した。
やりきれなくて、辛くて、でもどうしようもなくて、何度も泣いた。
あれから時間が過ぎ、あの頃の事を「笑い話」にしてくれるから私は救われている。
何週間か前に「サシで飲もう」とシンジを呼びだして話し合った。
話の流れによっては 大喧嘩→決別 もありえるほどの緊迫感。
・・・なーんてね、そんなのあるわけないじゃん。
だって、もし本当に縁を切るつもりなら私たちは時間を作って会うハズがない。
会いたくない人間に関わるほど優しくはないし、そんな時間は無駄だと思うから。
朝の5時の電話の呼び出しにシンジは、来た。
それですべてはOK。
そして7月7日・七夕の夜、メンバー全員と話し合い、私とROSETTA は再び手を組んだ。
「俺、あの時の嫌なTJぜーんぶ覚えてるよ」「なんであの時俺らから離れたのさ」
と、子供みたいな文句をこれからは毎回ぶーぶー言われるんだろうなあ、うるせーなあ。
TJから、薔薇レンジャーへのメッセージは
撃ち抜かれたなら 相手を撃ち返してから その血を止めてやる
チカラ尽きて倒れたなら 尻を蹴り上げて 引きずってでも連れてってやる
どこへでも行ってやるからとことんついてきなさい。
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