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2004年08月20日(金) きらきらきらきら光ってる。大判小判土の中。

そういえば、昨日『砂の器』読み終えました。
映画やドラマしか観たことなかったので、この間買ったんです。

ドラマは勿論、映画とも全然違う感じがしました。
いや、根本的には一緒なのですけど作りが違うんですよ。
映画とかでは結構過去にこだわりが深いように作られていて
過去の場面とか多いですけど
原作では過去は割とアッサリ語られているというか
細かいことは書かれていないのです。
重要なことではありますが。

昭和30年代当時の日本の背景を知る事も出来ます。
また色々な面で細かいところまで描かれていて
専門用語もバシバシ出てきて作者の博識さにも感服。

悔しかったのは誰が犯人か知っていること!
知らなければきっともっと面白いんだろうなーというくらい
あちこちに伏線が張られていて
誰が犯人か後半にならないと見えてこない。
ここまで先が見えてこない推理小説ってのも少ないのじゃないでしょうか?

ホント、一度読むと止まりませんでしたよ。
面白い!この一言ですね!
この作者の違う作品(『点と線』『ゼロの焦点』とか!)も是非読んでみたいです。


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