f_の日記
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車窓から
久しぶりの関東は、
心なしか空気が軽かった。
列車に乗り込むと、
色々なことが頭を駆けめぐり、
読みかけの本も何もかも閉じて、
ただ太平洋を見ていた。
自然は人間を愛してはいないとか、
誰かが言ってたけど、
憎んでるわけでもないだろう。
証拠のない愛と憎しみは、
人間の正体だろうか。
不利益を被るのは、
一体誰だろうか。
いくら読心術をこらしても、
何も応えてくれなかったので、
ただ僕は眠った。
2002年12月22日(日)
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