f_の日記
f_



 僕は

僕はまぎれもない弱虫で

例えば
誰かが死ぬということが
とてつもなく怖い

これは
どこで植え付けられた恐怖だったろう

新聞やテレビですらも
日々誰かの死を告げる時代

子供の頃
二秒に一人
世界のどこかで人が死ぬと聞いて
ずっとその数を数えていた


そこにある
そこに在るという幸せ
それが片思いでも


うまくいえないのだけれど
それがスタンダードで

僕はこんなページを
ほそぼそと続けてるのかもしれない

2003年07月30日(水)
初日 最新 目次 MAIL