書店で漫画やら文庫本やら買う。図書館に行って結局何もかりなかったのだが。 久々に小説を買った。玉蘭 桐野夏生 桐野夏生の本はグロテスク 月曜からなんとなーく半身浴(かわいいおんなの創り方―駄目杉この子物語 主人公は彼と別れて上海に語学留学するのだが、満たされない日々のなか、大伯父が幽霊?で現れる。 別れた彼や、大伯父の上海での出来事、いろんなことがクロスしていく。 読み進めると、主人公の女性とは年が近かったりとかでなんとなく考えていることがわかるようなわからないような、微妙な親近感を覚える。でも、正直怖い。 全員がそうだとは言わないが、留学によって、ある種狭い日本人社会の中での寂しさを紛らわすために(?)日本人同士がくっつくことはままあるらしい。なんかこれから留学しよー!?なんて思っている自分にとっては、そういう意味でもビミョーな内容でしたが・・まぁそれはおいておいて。 大伯父が書いたという航海日記、これの元ネタについては、読後のあとがきを読んで、ほぉぉという感じ。なんてことのない(?)航海日記の出自やら、それからこんな物語を紡ぐことができて、小説家ってすごいなぁと思う。
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