DATE/oyamada linco

 

- 2002年08月03日(土)

クーラーをぐあんぐあんに効かせた更衣室で読みかけの本を読みだして足が冷えたからか、それとも読んでいた安部公房の「壁」の第一部、S・カルマ氏の犯罪の部分をとにかく読み終えたからなのか、彼女はようやく立ち上がりました。ころ合いは7時を15分ほど過ぎたところで、丁度彼女は半時間読書をしていたことになります。
実は彼女は別に安部公房を好きなわけではありません。この本は、ただ先月、「幽霊はここにいる」という、安部公房の小説が原作になっている芝居の話題がでたときに(それもどうやら自分は観劇していないのです!)、相手の方から、「それならこれを読んだらどうかしら」と手渡されたものなのです。その方はいたわるべき友人であり気を遣うべき年上の女性でもあったことから、彼女ははい、と素直に受け取っただけでなく、ちゃんと読んでもみようと決意していました。「壁」は不条理で異様でありましたが、どうにかこうにか一部を読み終わった今、彼女は確実に感銘を受けている様子です。そして内心で「安部公房というおとこ、どうやら格好良いのは名前だけではないらしい」と呟いてさえいます。またこの作品には石川淳の手による「序」がおさめられており、これもまた名文のようす。
だけれども、こういった文章を書くひとはどうにもふしぎではありませんか。出鱈目のように起きる出来事は、実はしっかりとした読者にはみえにくい骨組みがあるのか。それともそんなものは必要とせずに書くことができるものなのか? 果たしてこういった作品はなんの役にたつのだろう…などなど、やくたいもないことを考えながら帰路についたようです。
「さて、やくたいもないといえば氣志團、」と失礼な・いや実に失礼な話の枕ではございますが、続けさせていただきましょう。女傑と名高い明星真由美氏のマネージャー日記が先日更新されておりました。ここにおいて特筆すべきは星“末っ子”グランマニエくんの成長でございましょう。「酒を一滴も呑めない、呑んだことがない、呑まれてばかり」(團長談)と音にも聞こえた酒乱の君である彼が、どうやら、「おれはどうやらここから我を失うのであるなという、その一点を見つけたり」なる宣言をし、なんとその夜は最後までしっかり自分を保っていたという話。シアターガイドの9月号の松永玲子氏のエッセイによると、その一点(これを松永氏は酔点と名付けた)を、池田成志という俳優は最近知ったということである。氣志團の末っ子と池田成志という俳優の共通点に気付かされ、いささか半笑いの小山田でありました。池田成志というおとこ、どうにも見ていると落ち着かない。色男であるがただそれだけではない、不穏な輩でございますね。


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●氣志團現象最終章LAST SONG大阪公演2Days感想&氣志團現象総括……長いので、覚悟して読んで下さい。

☆井川がたくさん活躍しますように。

●テキスト
●氣志團現象最終章LAST SONG in 東京ドーム のまとめ。
……少しつけたしたりしています。

●「氣志團のバックダンサーについてちょっと考えてみた。」

忘れ去られた座談会企画の焼き直し。あまりに古いので、話題の鮮度が低くてお見苦しいやも。

なにか意見、感想があれば、気軽によろしくお願いします。


★ここは氣志團総合プロデューサー・綾小路“セロニアス”翔をリスペクトしていたサイトです。

INDEX(LINK&占い以外工事中)
◎GIGレポート…今までのレポート。しかし未完のものもあり。とりあえず、前回のツアーの対談はこちら

◎木更津 in DEEP…氣志團に関する様々な文章、座談会企画など。

めくってがっかり★ゆっき占い…つまり氣志團点取り占い。ネタはかなり古い。リニューアルに向け、刷新する予定。

おやまだアンテナ…そんなアンテナ。

◎LINK …とりあえず、以下の通り。
 

氣志團公式サイト
Sony Music Artiss:氣志團
東芝EMI


★氣志團の小説はありませんが、それなりにマニアックな傾向があります。これからいろいろ補完していきますので、よろしく。それにしても「氣志團の小説」というワードにひっかかってやってくる人多すぎる。いや、ランマ事件以降、ほんっとに多いんですけど。私、書きませんからね。ドリーム小説とか、冗談やめてよう。

☆知らない間にUFOが美味しくなっていました。その他、いろんなカップやきそばを試していますが、総じてみなうまいです。ソース系はUFO以外はあまり意味ないですが、塩系は新しいのを発掘するのが非常に楽しいです。外れがほとんどない!

★たまに氣志團の話をしないときもありますが、実は結構しています。というか最近はしすぎです。しすぎ、しすぎ。

☆そういえば、世界が100人の村だったら、ってあったなあ。いや、ほんとにあったなあ〜。

★このサイトは、since2002/4/26〜です。まだまだやる予定なので、ひきつづきよろしくしてください。

☆微妙って言葉、ほんと大嫌いだ。

★ところで、このサイトには載っていない、2001年の12/24のイベントのレポが、Hello,Helloというサイトにあります。コレもよければ読んでみて頂戴。

☆サイトの企画はちょこちょこ考えてはいるものの、なかなか実現化しないなあ…。もう夏ですよね。盛夏ですよね。というか、晩夏ですね………。っていうか、秋じゃん!とかいってたら、もう冬のよそおい。冬真っ最中。とか云ってたら春!春来た! 年とるはずですよ。初夏の前になって、ようやく新コンテンツきた。盛夏きました。でもあんまり暑くないよう。そのかわり残暑がきびしいようです。とかいってたら、秋がすぎ、冬もすぎ、春めいていますよ!といってたら真夏のような6月の一日があり、梅雨だってもうすぐそこです。洗濯物が辛いね。なにが辛いってこの凄まじい暑さですね。でもそれももうそろそろですよ。秋、秋が来る。早く来て!来た来た、そして過ぎた。もう冬らしいが、厳しい冷え込みと無縁。大阪に限らず暖冬モードだ。早起きの身には助かるよ。しかし大晦日から寒くなっちゃった。まいるね。2月もしょっぱなから寒波、寒波でえらいことです。なーんて更新を怠っている内に、もう初夏。そして入梅。入梅ですって、今はもう盛夏も晩夏も初秋も秋真っ盛りも過ぎ、明らかに冬です。更新を怠るとこういう無様なことになります。さむっ。それにしても今年は絶対厳冬ですよ。