FILL-MIND [フィルマインド]心情記 

   
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2002年12月01日(日)  ■伝聞その2■

数少ない私の巡回サイトの記載より要約。

----100年前の話ですが、NY在住の8才のバージニアという少女は、友だちからサンタクロースはいないと聞かされ不安になり、サンという新聞社に投書をしました。サンタクロースはいるのですかと。

そこで、サン誌は社説でこんな返答をしたそうです。

『バージニア、あなたの友だちは間違っています。
このごろ何でも疑ってかかる人が多い。目に見えるものしか信じようとせず、自分の小さな頭で考えて理解できないものは存在しないと思ってしまう。だが、限りなく広い宇宙と比べたら、人間の知識など小さな虫程度のもの。

そう、バージニア。サンタクロースはいる。それはこの世の中に愛や人への思いやりや真心があるのと同じように確かなことです。サンタクロースがいなかったら、素直に信じる心も、詩も、ロマンスもなく、人生はちっとも楽しくない。

サンタクロースを見た人がいないからといって、サンタクロースがいないと言えるでしょうか。この世で一番確かで本当のものは、大人の目にも子どもの目にも見えないのです。』------

このエピソードは大切な友人が運営するサイトの、いつも素敵な言葉を、のんびりと更新するページに紹介されていました。(原文は朝日新聞・天声人語より抜粋とのこと)

そのサイト管理人の彼女のコメントは、正しいことを教えることも大切だけれど、すてきな夢や心を育てることも、それ以上に大切な教育だと、語り、儚く消えるだけではない夢の存在の重要性を説いていました。母の持てる強く優しい言葉です。

知識や、現実や、現象や、常識や…、それらの目先に惑わされずに人間らしく生きていくことを忘れてはならないと、教えてくれています。

大人になってしまった私たちができることは、いつだって自分を信じ夢を諦めずに、深く勇気を持って生きていく姿で、次世代に指し示していく他ありません。世の中そんなに、冷めてばかりではなく、もっとロマンチックでもあるんだ、と伝えるために。

素敵な伝聞をありがとう。





※今回は参照サイトのリンクは貼りません。もし、知りたい方は時々FILL掲示板にあらわれる、謎のうさぎ(?)に聞いてみてください。(笑)


 
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