猫頭の毒読書日記
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昨日発売の泉さんのご著書「小さなビオトープ・ガーデン」(主婦の友社)は今日買う予定 ビオトープは一般に ギリシア語の(ビオ)生命と(トポス)場所の合成語とありますが トポスってそれだけの意味だっけ??
数学用語としては http://www.nn.iij4u.or.jp/~hsat/techterm/topos.html
全ての有限極限 finite limit を持つ、有限の圏category ラテン語に直訳すると locus (pl. loci) で, locus は数学用語では「軌跡」
論理学用語としては http://c-faculty.chuo-u.ac.jp/~tsuchi/gyoseki.review7.html
アリストテレスは弁論術の用語として、 思想や言論の論拠が見出される場所、 つまり言説が説得力をもつための拠り所を表すためにこの語を用いた。 ウー・トポス(非トポス)すなわちユートピア
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Library/1959/notes/topos.htm
そうそう、私がなじんでいるのは トポス=「文学全般にわたって用いうる常套句」ですね
書名としている本もイロイロ
中村雄二郎著作集 トポス論 (岩波)http://www.kuniomi.gr.jp/togen/iwai/nisida8.html 越境するトポス 環境文学論序説 野田 研一編http://www.bk1.co.jp/product/2465529 「自然をめぐる言説=トポス」
http://www.sendai-sentyuri.co.jp/sup/tatiyomi(zang).html
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya1020.html 松岡さんもまとめていますね
外在的なトポスと内在的なトポスがあると考えられていた。 トポスは知識や情報を動かす論点の場所なのだ。 そのようなトポスを類型化した束は「トピカ」とよばれた
以上を眺めて > (トポス)場所 > トポスってそれだけの意味だっけ?? > 数学用語としては有限の圏 > 論理学用語としては、 > 思想や言論の論拠が見出される場所、 > つまり言説が説得力をもつための拠り所 > トポス=「文学全般にわたって用いうる常套句」
> トポスは知識や情報を動かす論点の場所なのだ。
果てまできて(私の語彙)
トポスとは、「情緒喚起力を持つ伝統的な言葉たち、あるいは 引用されうる言葉」となった
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