度々旅
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「自分の惨めな感情発露を、闇に生きる人々の生活を照らす新たな太陽であるかのごとく扱う教育者や改革者に、私は微塵の愛着も感じない。自尊心と自制心を完全に失って泥沼の豚のように真理の中をのた打ち回るようになるまで、自分の生徒たちの欲望を刺激しようと試みるいわゆる教師を、私は軽蔑している。「神」「真理」「正義」その他の抽象的物の名で人々を奴隷化する御大層な計画のすべてに対して、私は侮蔑の念しか持っていない。」
あたしがここ何年か毎日憎み、愛している人の言葉です。論文は佳境に入ってます。時折、自分の目的を忘れそうになっては、この言葉を思い出して、涙が出そうになります。この言葉をどこかに入れたいと思いつつも、入れられず、入れられないってことはつまり、あたしは書きたいことを書いてないってジレンマにいました。そして、やっと入れることができた。この喜びは一入です。 教授からのメール。時間が惜しいというのは好ましい状態です。授業を休講にします云々。そして最後に、 「重ねて、期待していますので、頑張って下さい。」 こんな言葉を掛けてもらえるとは思ってなかった。すごい辛い状況のはずなのに、なんだかでっかい愛に包まれている気分だ。
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