度々旅
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以前のバイト先でお世話になった方が亡くなられたとのこと。昨年末体調を崩し、実家の方へ変えられて闘病生活を送っていたとのこと。そして今月9日に亡くなれた。まだ43歳という若さ。 闘病中ということもまったく知らなかった。バイト先の社員さんからのメールで知らされ、名前の文字を見たとき、一瞬誰?と思い、知らない人だと思った後、名前を音にしてみたら、すぐにわかった。けれど、あたしが覚えているその方に死という言葉はまったくそぐわなくて、へーというくらいにしか受け取れなかった。 その方は途中から私達の部署に来られて、バイトであるあたしの新たなボスになった。とても優しい方だった。学生時代に留年したり、インドに行ったことがあるとかで、私に対する理解がとってもある方だった。バイトを辞めてから遊びに行ったときも、声をかけてくださり、インド話などをした。まだ若すぎる。 その人を思い出すことが供養になるという。だから、私はその方を今思い出している。けれど、思い出せば出す程、その方の死が嘘のように思えてしまう。だって、あんなに元気だったし、若かった。もしかしたら、死を死として受け取る必要はないのかもしれない。だって私の中では、やっぱりその方は生きているのだもの。悲しむことよりも、私の中で生きてもらえば良いのかもしれない。 けれど、ヒトコトやっぱり言っておこう。M谷さま、ご冥福お祈りいたします。ありがとうございました。
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