度々旅
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2005年04月11日(月) 父のインド

 父親がインドへの出張から帰って来たということで、実家へ。会った途端笑ってた。初めて行った場所があまりにも面白い場合、やっぱりその面白さがわかる人に話したくなる。父の笑いはそれだった。
 行く前は、かなり不機嫌で憂鬱そうだった。インドに行くからというよりも、あと数年もすれば退職の日を迎えるのに、なんで今更新しい事業のために、長期海外出張なのか。下手したら、これから何度も行かなければならない。。。ああ、憂鬱だ。という感じだったようだ。
 けれど、帰ってきた父は、仕事云々のことはよくわからないが、インド自体はお気に召したよう。
 父のインドでの写真を見て、いろんな謎が解けた。あたしは、インドでテレビを見たときに、どこにこんな綺麗なところがあるんだよ!と思い、列車に乗っているビジネスマンを見たときに、いったいこの人たちはどんな所で働いているんだろうと疑問だった。働く人と旅行者では会う人、見るモノが違う。街を歩いているだけでは、あそこがIT大国だなんて、ちっともわかりやしない。けれど、父の写真に写る会議風景やら、いろんな機械、オフィス、そして高級?ホテルを見て、なるほどなぁー。やっぱり、そういう場所があるんだよなぁーと。で、そこにいる金持ち達は(本当に金持ちかは知らないが、あたしが旅先で戯れた人よりは金持ちだろう)どんなだったかを聞きまくった。でも、ビジネスマンも、ノープロブレムってすぐ言う?と父に聞いたら、言ってたなと笑い、時間守る?と聞いたら、守らないなというお答え。その辺はビジネスマンもその辺のインド人も同じらしい。
 父は、若い頃仕事で行ったフィリピンや台湾を思い出したと言っていた。インドもあと20年もすれば、今のフィリピンとかみたくなってしまうのかもなと話し、けれどそれではインドの良さが無くなっちまうというのが二人の感想。そして、なんだかんだ言ってインドはインドだろうという結論。
 父と私が興奮してインド話に華を咲かせている横で、母が仲間はずれ気分で悔しがっていた。父がいずれみんなで行こうと言っていたが、あれだけ嫌がっていたのに、なんだかんだ言ってこれからインドでの本格的に始まるかもしれない仕事にあんた関わる気だねと思った。確か、あたしがインドに初めて行ったとき、いつか父とは行きたいと言った気がする。父は気に入ると思うよ。でも、母は無理だと思うよ。ブチキレるよと。もしかしたら、いつかそれが実現するのかなぁと思ったら嬉しくなった。
 そんな父は、あっちでパートナーの会社の人に、娘が2、300円くらいの宿に泊まってたのだが、そういう所を知っているか?と尋ねまくり、そんな所は知らない。いまどきそんな所があるのか?と言われたそうだ。。。。お前、いったいどんな所に泊まってたんだよ、よく泊まれるなと言われ、よくあの水を飲めたなと言われ、若いうちはいいなと言われた。どうやら、食事は殆どホテルでとり、果物も温水で洗って食べていたのにも関わらず、かなりの下痢に悩まされたようだ。
 


こげんき |MAILBBS

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