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■ 夏になると思い出す
夏になると、昔のいろんな見聞きしたことを思い出す。
第二次世界大戦中、アメリカ軍が投下した 広島への原爆。 私の親類に被爆者がいて 2〜3年くらい前から 体験談を聞くようになった。 それは正に地獄絵図。
祖父が第二次世界大戦中に従事していた 毒ガス製造。 決して多くは語らず、その事実を棺桶にまで持って行った祖父だけど きっと口には出せない現実がそこにはあったんだと思う。
我が家には明治初期からの古い写真が少しばかり残ってる。
第一次の大戦は知らないけれど、 第二次の大戦以降の日本のことは 周りの生き証人たちの発言によって容易に想像できる。 もう二度と、あんな 悲劇や地獄を繰り返すわけにはいかない。
日にちが前後するけど、 原爆か何かの写真を「惨すぎるから」と 展示拒否したという記事を新聞で読んだ。 どんなに惨いでも現実は現実。 現実に目を背けていてはダメだと思う。
笑いながら黒人を火あぶりにするKKK。 何の罪もない黒人の子供を嬲り殺す白人達。 命の尊さに気付かず己の感情の高ぶりのまま 他人を痛めつけ殺す人たち。
私は人間が知らなくてもいい現実を とてもココには書けない現実を あらゆる方法で知っている。
何故かは知らないけれど 夏になると必ず思い出す。
死んでしまった友人との思い出。 目の前で死んでいった名も知らない人々。
毎年のように 人々が平和で暮らせる世界が来るようにと 願って止まない。
2002年07月16日(火)
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