スカビオサ。
いつか消える私から私へ。
私が恐れながら愛していた全ての色へ。
嘘と私を込めて。

2002年10月19日(土) 残り50メートル無くても。

土曜日ですが。

塾は4時になる前に帰らせてくれました。
すごい咳き込んでたら、先生が「もう帰ってええよ」と。
そいで、帰ってまったりしてココア飲んでにょろーんとカニパイを食べて。
5時位になってから習字に行きました。




ぜんっぜん上手く書けなくてね・・・。
書の道は簡単やったんやけど。
検定の楷書が。
はね方が変に。
出来なくなってたのよはねが。
あと、止まり方も私変でさあ。
すんごい量書いて、やっと終了。
納得いかん字・・・。


その途中、電話が。
「彼」からです。
内容は、岩出駅には7:00に着くから、それから習字に行ってもいいかというもの。
教室は一応7:00に閉まるってことになってるからね。
試合だったらしいんです。
田辺の高校と。
引き分けだったんだって。

で、めっちゃだるそうな顔して登場しました。


私が検定終わる頃に彼が来た。
硬筆でもやってたら一緒に帰れるかなあって想ってた(確信犯だ・・・)んだけど、
やっぱり私咳き込んでたから、先生が早めに帰ったらって言われた。
彼も、さっさと帰りなって言った。
彼は優しいから、病人はゆっくりシナサイってさ。
居座ることもできないので大人しく帰ることに決めました。
でも、
彼が


「一人で帰れるんか?」


とか言うんだよ。





優しすぎだよ・・・。









可愛らしく、
「一人じゃ帰れない一緒に帰って」とか言えたらね。






「いけるに決まってるやろ」







まったく私ってヤツは。





それでも彼は、
「ゆっくり歩いていけよ。絶対追いつくから」



書いてる途中やったのに。

期待してた。









ゆっくり。
いつもよりゆっくり。
「何でそんなに歩くん遅いん?」
聞かれたら
「風邪のせいよ」って誤魔化せるから。




何度も振り向いた。



暗い夜道を
一人。


雨音は気配を消してしまうから。

私が

待ち焦がれた雨も


彼の足音を塞いでしまう。



雨を




愛しているのは私の


醜い姿を隠してくれるから。





でも。





彼の音を遠ざけるんだって




こんな小さな小屋の中で





気付いたから。












雨は好き。







でも












彼の音を隠さないでほしい。






私はこんなに切なくて拙くてそんな幸せな感情を持っていたのに。
どうして腕からは
血が流れているんだろう。
こんなに幸せなのに
どうして
腕を切ってしまったのだろう。







そうそう。
彼は、ウチの50メートル前位で私に追いつきました。
そんで、私の姿じーって見て。
ていうか服?
「何かいつもと違う」
って。
何??
私変な格好してた!!?









ストパ当てたのに気付いてくれた。
先週すでにかけてたんだけど。
プチショック・・・。


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遠莉。 [MAIL]

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