TAGEBUCH
最近、また寒いですね〜。

2004年03月07日(日) 日本食の食べ方

ランチをしようと駅まで歩いたが、結局どこも見つからず、自家製ビールの店Feierlingに行くことにした。そして、昼間っからビール。昼間っから、顔真っ赤。ラードラー1杯なのに。そりゃあ、子供にもジロジロ見られるさ。店は何もやってないのに、妙に活気のある日曜の午後。

家で、昨日購入した「千と千尋」をみることにした。なんと、殿方はまだ見たことがなかったらしい。しかも、「もののけ姫」も。殿方は気に入ったのか、何回も見ていた。

夕飯は殿方が働いてる店に行くことにした。うちらの後ろの席のドイツ人は日本食初心者のようだった。改めて、ドイツ人の食べ方を観察。まず、味噌汁をスプーンを使わずにどう飲むか?ドイツ人にとっては、スープはスプーンで飲むもの。でも、味噌汁にはスプーンはついてこない。時には店側が忘れてると思って、当然のように要求してくる客もいるが。そんなときは、「味噌汁は器をもって飲むものです!」と言ってやるが、そうすると、ほんとにコップのように片手で持って飲んでるし。箸は置いたまま。後ろの客もそうやって味噌汁を飲んでいた。それじゃあ、上澄みしか飲めないじゃん。途中で、下に味噌と具が沈んでるのを見つけて、器振ってるし。具を食べる時には、器を置いて、一生懸命箸で食べてるし。次に天麩羅が運ばれてきた。すかさず、手で食べ始める。お寿司は箸で食べるのに、天麩羅は手で食べるドイツ人客が多い。なぜだろう?って殿方と考えた結果、ドイツ人の中では、天麩羅=揚げ物=ポメス(フライドポテト)という方式が成り立ってるんではないかと。しかし、マックのポテトは手で食べるかもしれないが、コースで食べるようなレストランで付け合せのポテトを手で食べる人はいないだろう。余談だが、うちにドイツ人の友達を呼んで、お好み焼きを作ったことがあった。彼女達はそれを手で食べ始めた。箸が使えないわけではない。焼きたてで熱いはずだし、ソースで手が汚れるではないか。しかし、よく考えてみると、お好み焼き=japanese Pizza。なるほど。ピザは手で食べるものである。日本食ブームとやらで確かに、日本食がドイツ人の身近になったが、正しく食べてもらわないとほんとの美味しさが分からないんじゃないかと心配になる。テーブルマナーを知らずにフランス料理を食べに行ったら恥をかくのに、なんで日本食のテーブルマナーは知らなくてもいいんだろう?各テーブルに「日本食の食べ方の手引き」を備えつけるか、食べる前に「日本食の食べ方ビデオ」でも流したほうがよさそうだ。




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