☆帰ってきた☆それなりな日記。

2003年10月21日(火) せつないほどくるしくて

かわいいとは思いますよ。

でも、ちょっと苦手なんだよね、犬。


別に噛み付いてくるとか飛び掛ってくるのが怖いんじゃ全然なくってさ、尻尾振ってこっちにやって来るじゃない。「遊んでー遊んでー」って。
その時のキラキラした目。「きっとこのひとはわたしとあそんでくれるにちがいない」という圧迫感を受けるんです。
そして何もしないでいると、「ちょっとまってればきっとあそんでくれるにちがいない」という感じでおすわりして、じっとこっちを見たりしてくる。
これがね、すごいプレッシャーなんですよ。
まぁ暇だし、ちょっと遊ぼうか、とボール投げとかし始めるじゃないですか。この間もかなりプレッシャーを感じるんだ。
なぜなら、彼(もしくは彼女)が飽きない限り、延々とボール投げを繰り返さなくちゃいけないでしょ。
こっちが途中で「やーめた」とすると「えーなんでー? もっともっともっともっともっと!!」って待ってるでしょ。それでもダメ、疲れたとそっぽを向いてると、「そうか、つかれたのか。じゃあしょうがない、ざんねんだけど…」とふせをしてしっぽを弱く振る。これが。この反動がいけない。
なんていうか信頼関係の上に成り立つ主従関係が強すぎると、それを保つ努力を常にしなくちゃいけないような気がして、疲れるんだよね。

私も相当な気まぐれだし、動くよりはじっとだれてるのが性に合うので、猫なんかはいいですよ。ひざの上に勝手に乗ってくるしね。そのふてぶてしさが可愛くもあり憎らしくもあり。彼らも構われるよりは視線をそらされる方が安心感を持つそうです。



そろそろ、どうですか。
なにがあったか、わかりますか。



朝は大丈夫だったんだ。ちゃんと確認した。何も変化はなかった。
でも昼に帰ってきてみたら。あらびっくり。


ハムスターの墓に、盛大な穴が。



もちろん、昨日死んで埋めたハムスターのことですよvv
あはは、昨日の今日で、まさか、そんな。あんなに大きな石を置いたのに。
石の脇から根性で掘り返してるなんて…ね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

そこまでして喰いたいか晩年のじいさんの亡骸を!!!!!!??



母「もっていかれたんだ…」
私「…(うなずく)」
母「思うんだけど、あれもしかしたら犬じゃないかもよ」
真犯人が別にいるということですか。

母の推理はこうだ。

私が朝、墓を見たときはまだ変化はなかった。しかし昼に帰宅した時、既に死体は持ち去られていた。よって犯行時間は家の者が出払ってしまった8時半から13時までと考えられる。
ここで浮かび上がる容疑者は隣の家の犬だが、彼の家の主人は朝からずっと仕事に出かけてしまう。夫人が家を預かるのだが、普段は昼間に彼を家の柵の中から出したりはしない。まさか今日に限って解放するということはないだろう。
よって隣の犬の容疑は晴れる。それでは一体誰が掘り起こしたのだろうか。
人間が掘り起こしたとは考えにくい。やはり何かの動物だろう。
庭は数匹の猫の通り道となっているが、墓は30cmほどの深さを掘った。猫の彼らにはそんな根性があるはずもなく、すぐに飽きてしまう。猫ではない。
そこで近隣の目撃情報だ。
近所の主婦達によると、最近この辺りにはイタチが出没しているという。もちろん野生(或いは野生と化した)のイタチであろう。彼なら30cmの深さを堀り、死体を探り当てることは可能なはずだ。しかも行動範囲も時間も制限されていない。第一の容疑者だ。
そしてもう一匹。母は先日、庭で巨大なドブネズミを発見したという。ネズミは同種であるハムスターを食べるのか。食べる。野生のドブネズミは穀物、肉、野菜、ゴミなど、見境なく食べることができる。やはり行動範囲も時間も制限されない。第二の容疑者と言えるだろう。

この二匹に疑いがかかったわけだが、果たしてどちらが本当の犯人なのか……。


次回「母親がついに乗り出す! 愛しいペットの墓穴に仕掛けた生鶏肉……日中の明るみで彼女が見た光景は!」お楽しみに!







……いや、本気でやるみたいなんですけど……(汗)




わたしには推理小説は書けません…。伏線張りで狂いそう(笑)


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