日記雑記
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ソンナモノハ妄想ダ
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2004年10月01日(金) 悪夢。

私の見る悪夢は大概が大掛かりでありえない内容です。
大きな文箱に入れられて補陀落渡海させられかけたり、親戚一堂の円陣の真中で切腹させられかけたりします。幸いなことに未遂ばかりですが。青褪めたおじいさんが走行中の新幹線の扉を開いてずるずると乗り込んできたこともありました。

今日も、明け方にとても怖い夢を見て目が覚めたときには心臓が音を立てていました。


家で家族が慌しく動き回っているのは、電話が掛かってくるからだったらしいのです。
私は実際掛かってくるまで全然気にも止めていなかったのですが、電話口から睡眠導入だか催眠導入だかがかけられます。
女の人の声で「スイミン導入を実行します」、とよく分からないことをいうのです。平板で冷たい声でした。たかが受話器なのに煙のように物凄い眠気が襲ってきて、ああだから母は一張羅のネグリジェ(ぴんくでした…ありえない)なんか着こんでるんだなと思うわけです。
「小さな病院で、治療を受けています。今から三十分後に――」というところで目が覚めました。睡眠状態に入ります、と続けようとしていたようです。三十分以内に家族のように風呂に入って寝る格好にならなくては、と思いました。非常時に考えることは支離滅裂です。
三十分間睡魔との苦闘を強いられた後に何が起こるのかは分かりません。強盗でも入るか家宅捜索でもされるか、私の中ではそういう設定だったらしいです。きっと用でもなければあんな大掛かりな手段はとらないでしょう。多分外には既に盗賊団か機動隊が待ち構えていたのでしょう。

もう一度眠らされてしまったら誰かがしめしめと入ってきてうちの中を見たりするような気分になって、寝ぼけながら怯えた挙句しばらく眠れませんでした。
何にしても家なんて、自分のうちの王国のようなつもりになったりするけど、すぐ押し入れるのは間違いないと思います。リアリティーはありますよね…。


えびむらさき |MAIL

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