Tが登校していった直後のことだった。 DAHLIAとオヤジとの諍いが始まったのは。
話は全くかみ合わず きっと軽い気持ちで言った自分の言葉に DAHLIAが思わぬ怒りを表し 出て行くとまで言い出すとは オヤジは思ってもみなかったのではないか。
一時に比べたら、少しは話をするようになったが DAHLIAがオヤジに対して、同情心はあっても 愛情のかけらもないことなど 俺様にはとっくに解っていた。 バカ息子達も同じだろう。
気がついていなかったのはオヤジ本人だけだ。
DAHLIAの言葉に愕然として 話を一方的に打ち切ったDAHLIAにかける言葉も失って
いつもよりずっと早く家を出て行った。
この先、この家はどうなるのだろう・・・ 俺様のメシは・・・
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