薔薇園コアラの秘密日記

2003年09月23日(火) オシリフキ

 ポーランドでは今、スモモが旬である。
 スモモはポーランド語で「シリフキ」という。覚えやすい単語なので、ここに住み始めて、かなり早い時期に身についた。

 本日の夕飯の食卓にて。
 食後のデザートに、すももを洗ってテーブルの上においた。
「ママさ、すももを買うとき、おっ、シリフキがある! お尻拭きのシリフキだー、っていつも心の中で思うんだよ、口には出さないけど」
と何気なくボーズたちに言った。

 それを聞いた二人は、笑い転げて急にテンションを上げてきた。
「あのね、僕知ってたよ。ポーランド語の授業のときに、みんなに教えてあげたんだ。すももは、お・しりふきぃ〜って。ぎゃははは〜」
と清二。
「お・しりふきふきぃ〜、お・しりふきふきぃ〜、あはぁ〜ん」
としんちゃん言葉で繰り返す理人。

 そのあとはふざけて食事にならなかった。
 不覚にも子供たちの喜びそうなねたを私が自ら食事中に振ってしまった。
 もう、やめっちゅーに・・・。ったくもう・・・。
 私は子供らが食事が終るまで、黙ってテーブルに着いていた。

 食べるのが遅い清二が、やっとごちそうさまをした。
 椅子から離れて、私に背を向けたまま立ち止まった。
 がにまたでお尻を突き出し、うんちの後にお尻を拭くまねをして、
「お・しりふき〜、お・しりふき〜」
絶妙な指使いで、手をお尻の上で上下させた。 
 や、や、やめなさい、清二・・・。

 私が振ったお下品ねただから、怒ろうにも怒れず・・・。

 


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祐子 [MAIL]

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