2012年09月20日(木) |
神事を大切にする企業 |
地元に神事をとても大切にする有名企業があり、私も何度かそちらで神事に携わった。
私は感覚でしかものを言えないけど、そういう風に神事を大切にしている企業に行くと、ひときわ神様を身近に感じるものである。神主の立場としても、帰り際まで神様の御加護を祈念しながらその企業の敷地を後にする。
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また別の企業では、長年続いてきた伝統的な企業がらみの恒例の神事をキャンセルしてきた。
そのキャンセルの旨を伝えるのに、電話では失礼だと思ったのか、直々に会社の担当者三人でこちらの社務所までみえた。
宮司の兄は、企業側の事情を鑑みて、すぐに了承したのだけど、私は納得がいなかった。
その神事は、大切な6柱の神様を祭る祭事でもあり、自然災害を引き起こす伝承もある神様なので、こういうご時世に絶対にないがしろにしてはいけないと思ったのだ。差し出がましいようだけど、せめて祝詞だけでも読ませてほしい……と私から伝えてみた。
私の思いを理解してもらえたのかどうかはわからないけど、一週間後の今日、先方から連絡があり、今までどおり神事を執り行いたい、との返事を頂いた。
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電話を切った後、仕事の探し物をしていたら、本棚でその6柱の神様に関する父が記した記述を偶然みつけた。ホントグッドタイミング過ぎて鳥肌が立ってしまった。
きっとその神様たちに呼び寄せられたのだろうな。
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