魚津市の片貝川上流にある龍石神社の祠の近くにある蛇石。
いろんな言い伝えがあるが、この岩の蛇は雨乞いの神様として崇められており、日照りの時に岩を叩くと大雨に見舞われるという。洪水止めの神様でもあり、片貝川流域の治水を掌っている。
龍石神社には6柱の神様が祀られており、春と秋に例祭がある。 この秋の例祭は今朝、私がご奉仕してきた。
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今朝のハプニングというか、ちょっとしたエピソード。
朝、龍石神社の神事に必要な荷物を積むために、ドアを閉め、車を離れた。ら、何かの拍子にどこかがロックにさわってしまって、インテリジェントキーを車中に閉じ込めたまま、しっかりロックされてしまった。
神事に必要な祝詞も装束も車中のトランクの中。 それがないことには龍石神社の例祭が台無しになってしまう。 車内を覗き込んで、おろおろおろ。。。
そこで、兄に頼み込んで、車を出してもらい、大急ぎで自宅までスペアキーを取りに行くことにした。
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30分後、兄の慎重な運転で、実家のカーポートに戻ってきました。
すると、車を入れるスペースに、何やら動く短い紐が。
よくよく見ると、なんと兄のカーポートのコンクリートの上に、全長20cm足らずの小さな小さな黒い蛇がゆっくりくねくねと這っていたのでした。
北陸の11月6日のこの季節に、普段は蛇を見かけることは滅多にありません。これは、絶対に蛇石の神様の遣いに違いないと直感しました。
きっと、おっちょこちょいの祐子が兄貴に連れられて鍵を取って戻ってくるのか心配で、そこまで出てきて私たちを待っていたのだと思います。
お陰様で、龍石神社の秋の例祭は無事務め上げました。
この蛇石の神様には、個人的にもかなり思い入れが強かったんだけど、これから先、生涯神職であり続ける限り、私はこの神様を深く敬っていこうと固く決心しました。
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