年の瀬の忙しい時に限って、パソに向かって何か書きたくなってしまいます。やらないといけないこと、山積みなのに。
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この秋から、大切な人が何人旅立っていったんだろう。 何度も葬儀に参列した。近い知人の時には通夜の受付の手伝いをした。 優しかった叔母もお別れすることになってしまった。
地元では出棺の後、お持ち帰り用の小さな菊の花束が用意してある。 私は家のリビングのテーブルにその頂いた花を飾ることにしている。そして、こまめに水を替えて、なるべく長く花が持つように少しずつ手入れをしている。
本当は超がつくほど不精なんだけど、こういうお葬式のお花には、故人の魂が宿っていて、しばらくは花の精霊として私の傍にいてくれていると思うから絶対に粗末な扱いはしたくない。
こういうふうに、お下がりのお花を愛でる気持ちが持てるようになったのも、両親、義両親共に他界し、近い存在の知人が亡くなるようになってから。 私もそれなりに年を重ねて、その人の生きざまに敬意を表したり生前のご厚意に心から感謝できるようになったからかもしれない。
今朝もふたつの花瓶の水を替えてきた。 大切な二人の故人を偲びながら。
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