来夢音の日記

2004年08月11日(水) 重いぜ:藤宮的見解

予告とおり、重いです。病気、人間関係、人生。そういった言葉やドロドロしたものが苦手な方は読まないようにしましょう!!

七月に通院した際に担当医から最後にこんな事を言われました。

「**さんが本当の意味で治る事が出来るのは、周りからそういった子が居なくなった時なんだろうな。」

鬱。負のエネルギー。そういったものを持っている人に私は引きずられ易い性質を持っています。そのため、こういった台詞が出てきたのだと思います。

鬱。負のエネルギー。そういったものを持つ人間にも2タイプあります。

1つは自分の中に溜め込んでしまい、一人で悩み、自虐に走り周りには悪い影響を与えないタイプ。

1つは自分の中に溜め込み一人で悩みつつ、周りも其の中に巻き込もうとして周りにも悪い影響を与えてしまうタイプ。

どちらが良いとか悪いとかは言えません。言うつもりもありません。
しかし、後者は明かに私にとって関っては危険なタイプであることは確かです。
何故ならば、先にも言ったように藤宮はまきこまれ易い性質を持っているからです。最悪、巻き込まれた結果「死」に至ってしまう事も可能性にはあるからです。

そして、担当医はこの後者の様な人をさしてあの台詞を言ってきました。

以上の事を踏まえ藤宮的見解を話します。

私は、悩みました。今も悩んでいます。
先の2タイプの鬱。知り合いに後者の人間が2人ほど居ます。
一人は栃木にいる年下の男の子。
この子は、限りなく前者に近いので良いのです。たまに話を聞いて話せばそれで済むので。
厄介なのはもう一人。
以前の職場の同期の女の子。後輩苛めの対象に共にされ、厳しい仕事環境を共に乗り越えてきた相手です。そのころから、私は彼女の負のエネルギーに引きずられています。
以前に比べ、だいぶかわせる様にはなってはいるのですがまだ、引きずられてしまいます。彼女は何かあるたびに「言葉」で思いを言う事が出来ず「薬を大量に飲む」ということで相手に思いを伝えます。そのたびに胃洗浄・入院を繰り返しています。そして、必ず私に連絡をして「またやってしまった☆」と相談してきます。

私はもうはっきり言って「うんざり」なんです。でも、無碍には出来ない。如何してそうしてしまうのか、彼女の心の闇も解るから。彼女も一生懸命に生きて、周りに自分を見て貰いたいだけだって言う事を知っているから。淋しいだけなんだって解るから。振り向いてもらうために薬を飲むやり方は間違ってます。でも、彼女にはそれが精一杯の方法で、それしか出来ないと言う事も解るから。
突き放す事が・・・私には出来無い。
突き放された時。どれだけの絶望感と罪悪感が待ち構えているか身をもって体験しているから、あんな思いはもうしたくないし他の人にもさせたくありません。
例え、「うんざり」している相手にでもあんな思いはさせたくない。
私はそう思います。

だって、みんな。「ただ、幸せになりたくて一生懸命に生きている」だけなんだよ?
器用不器用はあるけど、みんな、其の人なりに一生懸命生きているだけなんです。
どんな人だって、幸せになる権利は持っています。そして、其の権利を奪う事はどんな人でも許される事ではありません。
そう、藤宮は信じてます。以前、人生語った時考えなおすと言って、沢山考えました。でも、この思いは例え綺麗ごとでも、私の傲慢であっても、変える事は出来なかった。

人の数だけ人生はあります。人の数だけ思いはあります。人の数だけ感じ方があります。

だったら、それを全て受けとめて生きたい。藤宮はそこに辿り着きました。
其のためには、もっと私自身が強くなるしかない。だから、私は強くなる。

例の彼女が土曜日に相談があると電話してきました。
そして、最後に「私には**が居ないと駄目だって本当に思ったよ〜。**に捨てられたら私、死んじゃうよ」とさらっと言いました。

この一言に殺られてます。まだ、アクション講座が残っているのに引きずられて、稽古に集中出着ずにいます。途中から何とか戻って集中出来てはいるのですが、開始1時間は最悪です。昨日なんて組手稽古の相手に「具合悪いの?寝てないの?」と心配される始末。もっと、強くなりたい。

どんな相手でも受けとめられるようになりたい。
少しでも、支えになれるなら支えになりたい。
だから・・・。

でも、まだまだの様です。
きっと、こんなに受けとめる必要なんて無いのかもしれません。
そんな事は解っているのです。
でも、みんな一生懸命生きているだけだから。幸せになって欲しいじゃないですか?

だから、私も幸せになる。そして、周りも幸せになってもらう。其のための苦労なら受けてやろうって覚悟しました。

家族以上に親密な関係な(藤宮はそう思っている)葵嬢にはとばっちりが行くとは思いますが、どうぞ宜しくお願い致します。

こうやって、覚悟決められたのは舞台に関ったからなんです。
伊勢さんにお話を聞いたり。Kさんやちかこさんと深い話をしたり。本当に大好きな歌を習い出したり、舞台のワークショップに行ったり。そういった様々な経験が私の財産となり、勇気と力を与えてくれた。
本当に伊勢さんと出会えた偶然に感謝です。彼に出逢い、会話を交わさなかったら、Kさんにも会えなかったし、ちかこさんにも会えなかったから。
舞台に立つためにこんなに積極的にはなれなかった。

担当医の先生にも感謝です。何時も明るくでも親身にご指導してくださる。どれだけこの行為が救いか言えません。言葉に出来ない。

そして、葵嬢。
どんな時でも、絶対に傍にいてくれる。手を握っていてくれる。見失っても必ず、必ず、私を見つけだしてくれる。彼女が本当に私には一番の救い。

もし。これらの1つでも掛けていたら、未だにうじうじしていたと思います。
だから、私を支えてくれる人達のためにも藤宮は強くなる。

そう、決めました。

最後に。Kさん・ちかこさん出会って下さり有難う。伊勢さん出会ってくれた上にお二人に出会わせてくださり、有難うございます。担当医の先生、これからもご指導宜しくお願い致します。今まで出会ってくれた皆さん有難う。

そして、藍華葵嬢。本当に貴方がいてくれて良かった。有難う。どうしようもない馬鹿な私だけど、これからも宜しくね。


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